リンダ リンダ リンダ（高慢と偏見）　　川柳26句

鯖の日と云う限界がある箸屋

箸屋でも元レスラーが蒼ざめる

雪の日に旅の箸屋がかぶる雪

地吹雪に銀河落語のオチ無数

星に居てバターナイフをゆずられる

神道家揃いのスターバックスへ

たたかえば絶対に勝つ菜箸屋

無重力状態で診る瀬戸朝香

ギャロップをくりまんじゅうと呼ぶ寒さ

そそぐ白湯蟹の改造後にあつき

（実相寺アングル（永遠に温野菜））

とりもちをちぎる地上の矢吹丈

シベ超のなか幸福を化学する

ギャル曽根の怪獣図鑑ヤケも無し

精神がパンダの檻を檻と言う

わるふざけ小沢健二の魔鏡割り

回文につかうパーセンテージだが

発狂　葱が長い

アラジンがたがやす日本沈没後

冷凍のブラウン神父へとトマト

一月に葉加瀬太郎を思念する

人類に卵の中の愛知県

血みどろのカウンタックを引き剥がす

ポーカーに女王が無い菓子の家

大君にぶくぶくぶくと唸る機器

生と死のなかとそととに雪のなか

#川柳 #現代川柳 #詩歌 #文芸 #創作 #リンダ