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孫子の兵法 学び・感想
こんにちは、八番です。
2/9にタイトルの本を読み終わりましたので思ったことなど書いていきます。
入門書としてはとてもわかりやすい本でした。
また、戦い方の勉強としてゲームにとても役に立ちます。
ストラテジーやシミュレーションゲームに利用できるので気になった方は是非ご覧ください。
タイトル・出版年月日
タイトル:孫子の兵法 考え抜かれた「人生戦略の書」の読み方
出版年月日:1984年10月16日
読んだ媒体・読書時間
Kindle Unlimitedで読みました。
単行本版と文庫本版があるようですが、単行本が1,760円、文庫本版が891円でした。(2/9現在)
読み終わりまで2時間かかりました。
全体のテーマ:兵法をわかりやすく紹介
漢文から日本語訳していただき、内容を本にしてくれたのがこの本です。
また、漢文書き下し文もあるので元の文章も多少読める状態です。
現代でも有用な兵法
とても昔に書かれた内容なのですが、現代でも利用できる処世術として有用な内容です。
様々な歴史上の人物も利用している内容であるため戦争だけではなく、指揮の取り方、上げ方、
実際にその兵法を使用した歴史上の出来事からも引用しているので、現実に戦いがあったんだろうなと引き込まれます。
ビジネスに利用するには理解を深めないと難しい
また、ビジネス書みたいな煽りが書かれていますが、ビジネスの場で使うにはこの内容をちゃんと理解して抽象化して使わないと難しい印象です。
例えば本書では「戦争は敵国を痛めつけないで降伏させることが上策で、武力に訴えることなく攻めることが完全な勝利と言える」と書かれていました。
戦力差があって指揮や有名な武将の有無、武器の差などが絡み合い、戦争が始まる前に終わることが最善であるのでしょう。
ビジネスはある種の戦争ではありますが、一介の会社員がこのままの内容を利用できるかと言われたら難しい気がします。
なので抽象化してみると「席に座る前に自分が有利であるかは決まっている」みたいなことが言えるのではないかと思います。
プレゼンや会議が会社員における一番わかりやすい戦場と思うのですが、その場に付く前の準備段階で自分が有利になれるような動きをすることが完全な勝利に近づく1歩だと言えます。
上記の言い回しも使い古されたものだと思いますが、このように解釈したらわかりやすいということで挙げさせていただきました。
これ以外にも兵法はたくさんあるのでちゃんと理解したらビジネス書ですが、一見しただけでは本質には気が付けない奥が深い本だと思いました。
学び
ほぼすべての本に何かしらの学びがあるのでこの章は何かしら書きます。テーマの内容とは何も関係ないときもありますし、普通にテーマについて書いてある中で学びを見つけられることもあります。
今回の学びはほとんどテーマで書いてしまったので、ちょっと特殊な方向でゲームの話をします。
シヴィライゼーション ユニットの使い方を学んだ
文明シミュレーションゲームなので戦争をしないといけないシーンもあります。
これまで感覚でユニットを動かしていましたが、太古の兵法から学ぶものが大量にありました。
兵数差でどのように動くか、自軍の形はどのようにするべきか、どこで守りを固めるか、などなどストラテジー系のゲームには必須の内容が多かったです。
特にこれまでの戦い方は兵数でのごり押しだったので反省します。
賢い動かし方をすればユニットも無駄にならないので勉強になりました。
アークナイツ ユニットを置くべき場所を学んだ
こちらはタワーディフェンスのゲームですが、ユニット数に制限があります。
最悪、数で押せるシヴィライゼーションとは違い守る位置を明確に決めて配置していく戦略性があります。
戦闘を始める前に地図は見ることができるのですが
ただ孫氏の兵法には地形についての記述もありました。
大別すると6種の地形があり、「通」「挂」「支」「隘」「険」「遠」があります。
ほとんどすべてゲームにある地形で、通の状態から防衛するゲーム内容です。
地形自体に名前があったことにも驚きですがゲーム作りでもこれを意識しているかもしれないと思うと見る目が変わります。
特に「隘」入り口がくびれた地形はたまにある内容で、ここに重装でふさいで高台から攻撃できる形を作るみたいな対応をしていました。
自分で作った戦略ではなく、こういった兵法から考えられた内容だったのかなと勝手に思いました。
感想
実は読み間違えからこの本を読んでいました。
2/9の目標を見ていればわかるのですが、シヴィライゼーション7に孔子がいるから人柄や残したものを調べてみようということでkindleを見て選んだ本でした。
もうお分かりかもしれませんが、孫子と孔子で子へん部分しか見ていなかったので完全に間違えました。
中国史に出てくる人たちは1漢字分は同じみたいな人が多いので一見しただけだとわからないです。
編やつくりも近いものが多いので目がシワシワの状態で見ていたら間違えました。
ただ、代わりに兵法を学べたためゲームには使える内容でした。
たまたま2回目のプレイで軍事勝利ができましたが、ユニットを無駄に使い、勝てない戦を技術差で無理やり勝った戦い方しかしていなかったので役に立ちました。
一応この本にも技術差があったら戦闘していいよみたいなことは書いてあったのでこれもまた正解だったのかもしれませんが、美しい勝ち方ではないので兵法の本も役に立つなと思いました。
たまたま別の方向からのアプローチになりました。
これで神難易度も攻略できます。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
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