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無くならないミスの無くし方 学び・感想

こんにちは、八番です。
2/22にタイトルの本を読み終わりましたので思ったことなど書いていきます。

ミスは誰にでもあることなので起こしてしまった後の行動をどうするのかが大事です。
ビジネスシーン以外でも使える内容ですのでぜひご覧ください。

タイトル・出版年月日

タイトル:無くならないミスの無くし方 成果を上げる行動変容
出版年月日:2021年12月13日 初版発行

読んだ媒体・読書時間

図書館で借りて読みました。
Kindleでは1,485円です。(2/23現在)

読み終わりまで1時間かかりました。

全体のテーマ:ミスを無くすためには具体的な数字、行動、名称を使う

どうやったらミスが無くなるかを論じている本です。
注意が足りない、意識が足りないといった叱責は意味をなさず、正しい行動を習慣化させることが一番の対策になりうるとされています。

MORSの法則

一つの回答として具体的な数字、行動、名称を使うことが挙げられています。
「MORSの法則」という具体性の法則があり
「Measured 」(計測できる) 数値化できること
「Observable」(観察できる) どんな行動かわかること
「Reliable」(信頼できる) 同じ行動だとわかること
「Specify」(明文化されている) 何をどうしているかわかること
が具体的な言葉で伝える際に重要であるとされています。

具体性

例えば「いっぱい水をもってきて」と言われたときに皆様はどのように水を持ってくるでしょうか。
「コップ一杯」なのか、「バケツ一杯」なのか、「たっぷりのいっぱい」なのか、持ってくるのは「すぐ」なのか、「30分後」なのか、「1日後」なのかわかりません。
これが具体性のない言葉です。

そのためMORSの法則で言われている誰にでもわかる具体性が重要になります。
「コップ一杯の水をすぐに持ってきて」と言われたら行動が固定化されて誰でもできる行動になっています。
これでも人によってはミスが起こるかもしれませんが、
「このコップに300ccの水を入れて5分以内にここに持ってきて」ぐらい明確な内容だと間違う人は減りますが、文が冗長なように感じるので時と場合によるのでしょう。
とにかく、具体性が高い文章になると間違う人が少なくなるということを覚えておいてください。

学び

ほぼすべての本に何かしらの学びがあるのでこの章は何かしら書きます。テーマの内容とは何も関係ないときもありますし、普通にテーマについて書いてある中で学びを見つけられることもあります。

今回の学びは「なんでも言ってくれたら褒めることが大事」です。

行動の条件

先ほどは具体的な行動でしたが、行動を行う前にはゲームのように発生条件があるとしています。
行動は「発生条件→行動→結果」の過程で行われるとしています。
発生条件は行動を起こすきっかけであり、結果が前提となっています。
良い結果があるならばまた行動を起こすために同じ行動を取って
結果が悪ければ別の方法を取るように行動が変化します。

例:マリオ

ゲームで言うとマリオのジャンプはAボタンでダッシュはBボタンでこれが発生条件になります。
ボタンを押す動作が行動で画面上でマリオがその動きをするのが結果です。
通常時にAボタンを押す必要はありませんが、クリボーや離れた足場に移動する際に敵を倒した結果や行きたい場所に行く結果を求めて行動をします。
Bボタンは制限時間があるため間に合わせるため結果のために使用します。

また、ボタンを押すタイミングによってマリオが倒されてしまったり、穴に落ちてしまったりすることがあるでしょう。
これは悪い結果なので、次に同じ条件が来た時には別のタイミングで行動を起こしたりと変化します。

例:ビジネス

これをビジネスの場に変えてみると、業務中に軽いミスを起こしてしまったとします。
すぐに問題がバレるわけではありませんが、いずれバレて多少の影響はあるでしょう。
この時に上司に報告して事前に問題を防ぐことが本来は良い行動のはずです。
しかし、報告時に上司から叱られてしまったら、この行動自体が悪い結果を生み出してしまいます。
そうなると報告自体がメリットのない行動となり、問題が発生しても報告しなくなります。

そうして重大なインシデントが発生しても報告できない体制が出来上がって大きな問題になってしまう。
そのため、どれだけ小さなミスでも報告してくれたら、「よく言ってくれた」と褒めて良い行動であると教える必要があるというわけです。
結果がよければまた同じ行動をしてくれます。

ご飯食べれてえらい、息できてえらい、生きててえらい、みたいなツイートはあながち間違っていなかったのですね。

感想

やはり仕事では具体的な言葉が大事ですね。
マニュアルも具体的に書かれていなかったり、写真が無かったらイメージしづらくてわかりにくいです。
こういったところからマニュアルと違う行動が起こってミスになります。
全ての業務がマニュアル化できるとは考えていないですが、できるものはマニュアル化していった方がこれからの役に立つと思いました。

また仕事上のアンチの話になるのですが、本書上にも具体性がない言葉としてでてきた「なるはや」が嫌いです。

なるべく早くの略なのですが、これを打ってくる社員は1日おいておくだけでも連絡をよこしてくるので最悪です。
次の連絡はその人の上司から来たりもするので終わっています。
他の同じようななるはやから対応しているから無理だと言ってやりたいですが、大人の対応を求められます。

是非皆様は無理のない期限で、なるべく早くと言わずに何日まで、何時までにと伝えてください。
本当にお願いいたします。

この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
是非スキやフォローなどしていただければ励みになります。

次回もまたよろしくお願いいたします。

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八番@毎日投稿
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