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ギリシャ神話の教科書 学び・感想

こんにちは、八番です。
2/19にタイトルの本を読み終わりましたので思ったことなど書いていきます。

ギリシャ神話の全体をザっと見れる本でした。
正直1回読んだだけでは全然理解ができない内容でしたが、最大限わかりやすく表している良本だと思います。


タイトル・出版年月日

タイトル:神々を知ればもっと面白い ギリシャ神話の教科書
出版年月日:2023年6月1日 初版発行

読んだ媒体・読書時間

図書館で借りました。
Kindleでは1,426円のようです。(2/19現在)

読み終わりまで2時間かかりました。

全体のテーマ:ギリシャ神話の始まりからローマ建国まで

ギリシャ神話の最初から最後まで全体を見ていく本でした。
関係性が図解されていたり、有名な絵画があったりとかなりわかりやすかったです。

チャプター1で世界の始まり
チャプター2で神々の物語
チャプター3でギリシャ神話内の恋愛関係の話
チャプター4で王族などの物語
チャプター5で英雄たちの物語として組み立てられています。

チャプター2と5はゲームで見たことのある名前が多く頭に入りました。
表紙の絵のようなものが説明でも使われていてイメージもしやすかったです。
文章量と絵の割合が1:1ぐらいなので覚えづらい出来事もそこそこ覚えられたと思います。

ゲームから興味を持った人はこの本から学ぶと良く頭に入ってくると思います。
漫画やアニメの元ネタになっている部分も多くありますのでオススメです。

学び

ほぼすべての本に何かしらの学びがあるのでこの章は何かしら書きます。テーマの内容とは何も関係ないときもありますし、普通にテーマについて書いてある中で学びを見つけられることもあります。

今回の学びは「神話における神託と予言」です。

ほぼ当たる神託と予言

少し前に読んだ「ギリシア神話入門」

本書にも書かれていましたがオイディプスの話もこの本にありました。

アポロンからされた神託はオイディプスとその父ライオスの運命が避けようとしても結果的に神託通りになっています。

また、他の英雄も神託をもらってから行動していたり、神託を避けるために行動をした結果、避けられずに当たってしまうものばかりでした。

予言も的中していて、オデュッセウスのトロイの木馬作戦も相手側の預言者は罠だと当てていたりと神話の予言は当たるのが定番のような扱われ方をしています。

運命論

この時代の人々は運命論を信じていたか、信じさせられていたのかもなと上記の神託や予言を見て思いました。
貴族のような上の存在は上のままいて、奴隷や召使は下のままで居る。
上下関係をはっきりさせて反抗する意識すらも調整されていたのかもしれません。

今となっては都合よく運命かもみたいな考え方をするだけになっていますが
反逆する精神を与えないためにも神話の時点で運命論のような考え方をさせられていたのかもしれませんね。

感想

神や人、出来事の名前をすべて覚えるようなことはしていませんが、1読だけで半分ぐらいは話を覚えています。
情報量は多かったですが、ちゃんとわかりやすく分解してくれていて必要な要素をちゃんと抑えられました。

手元に置いておいてギリシャ神話の単語が出てきたら調べる、みたいな辞書の使い方もできる本でした。
正直買っても良いと思えるぐらいには良本でしたので皆様もぜひご覧ください。

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次回もまたよろしくお願いいたします。

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八番@毎日投稿
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