ワシントンDC旅行記~「なりきって、ワシントニアン」編~
旅先でついやってしまうのが、「その土地で暮らす人になりきる」遊び。「THE観光地」でない、地元の人が行くような場所へ足を運び、暮らしを覗いてみようという試みの地平線です。
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ワシントンDCまでは電車で向かうことにしました。何気に初めての、電車移動inアメリカ!
これは、「電車で旅するのが好き」という夫の発案。飛行機だと一瞬で着くところ、景色を見ながらゆっくり目的地に近づく電車の感じが、良いのだそうです。
NYからDCまでは飛行機で1時間、電車だと3時間。通い慣れた東京⇔新大阪間より長いので、疲れたりお尻痛くなったりしないか心配でしたが、
ちょうど紅葉のシーズンだったので、窓の外を眺めたり、本を読んだり、思ったよりも快適な3時間でした。
行き(休日朝)は、家族連れが目立った印象でしたが、帰り(平日夜)はPCを広げたビジネスマンが多数派。静かな車内のあちこちから、キーボードタッチの音が聞こえてきました。
空港までの距離や、搭乗手続き、手荷物検査の手間を考えると、移動時間は長いけれど、さっと飛び乗れる電車の気楽さも良いなーと思います。
旅先では街中を走るのも好きです。かさばるけれど、カバンにランニングシューズは詰めていきます。
昼間は観光に忙しいし、夜はお疲れ気味なので、狙うのは朝。
この時間帯だと、観光地をゆっくり見られるのでお得です。昼夜とは違った雰囲気を感じられるのも楽しい。
どこを走っても、空が広くて高くて、とっても気持ち良い。地元民曰く、DCには高層の建物への建築規制があるそうです。
DCの中心部にある国立公園(モール)は、道が整備されていて走りやすく、観光地の中を走っているのも楽しい。たくさんランナーを見かけました。すれ違ったおばさまが、にこっとしながら手を振ってくれたの、すごく嬉しかったな。
オフィスや省庁などが並ぶ中心部から、川を渡った先にあるジョージタウン。石畳に、レンガ調の建物やカラフルな可愛いらしい家々。ガラッと雰囲気が変わり、ヨーロッパのような街並みが広がります。
さて、この街には大学があるということで。旅のお約束、今回も留学生になり切って向かってみると、
圧倒的な城・・・・・城+校舎=ホグワーツに来てしまった!?と動揺。
不意打ちの魔法界に動悸が止まらない。
どこかの教室で、「ウィンガーディアム・レビオーサ」してそう…と妄想するも、ローブを着た学生はおらず、すれ違うのは重そうなリュックを背負った学生さんたち。カトリック系の大学だそうで、そう言われると建物のテイストにも納得。
余韻に浸りながら大学を後にし、中心部に戻ろうと歩いていると、
グリンゴッツまで現れたかと思った・・・・1920年代に作られた銀行なんだそうです。ジョージタウンって、魔法界への入り口なんでしょうか?
朝ごはんも、できるだけその土地のお店で、地元民に紛れて食べてみたいもの。DCにはステキなカフェが多く、朝ごはん3回しか食べれないのが、悔しかった。。
こちらのカフェには平日の朝だったこともあり、出勤前のワシントニアンが次々と。コーヒー片手にさっと出ていく人が多く、店内はのんびりできました。接客も心地よかったな~
酸味のあるコーヒーを出す店が多い(気がする)昨今、久しぶりの苦味のあるコーヒー、おいしかった!
週末の朝は、甘いものが食べたい。
スイーツ系、サンドイッチに、パティスリー・・・目移りしすぎて、注文までめっちゃ時間かかりました。改めて見るとカラフルで大きく、海外のスイーツ感がすごい。
こんな風に、朝活@地元カフェさいこう!と思いつつも、体のお疲れ具合、スケジュールの都合で難しいこともあります。この旅でも、一度、ホテル近くのスタバで朝ごはんとなりました。
「旅先でもスタバって・・なんかもったいなくない?」という気持ちが無くはないけれど、ちょうど、こんな投稿を見たところだったのです。
たしかに・・!チェーン店に行ったり、普段と同じ行動をすることで、「こんな違いがあるのね~」と分かるのは新鮮で面白い。近所のスタバも同じメニューだけど、お店にいるのはDCに住む地元の人だし、店の雰囲気もすこし違います。まさに、暮らすように旅する楽しみかもしれません。
スタバと言えば、DCを発つ直前に寄った駅のスタバにクイズが。
答えは「investigator(捜査官)」だそうです。ali"gator"(ワニ)とinvesti"gator"が掛かってるってことなのかな?他言語のなぞなぞって難しい・・・
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同じ旅行でも、新たな試みやテーマがあると、視点が変わって面白いもの。
自分のいる社会や、その歴史を知りたい。
会いたい人には、声を掛けて、会いにいきたい。
旅も暮らしも、ちょっとずつアップデートしながら、楽しんでいきたい。
秋のDC旅行、楽しかったです。
会ってくれたみなさんも、本当にありがとう!また、世界のどこかで!
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