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かめやす
2020年9月15日 19:49
一雨ごとに夏の匂いが遠ざかり秋の気配が濃くなってゆく部屋の隅で小さな命は燃える魂をくゆらせ柔らかい花の香りを漂わせ揺らめく灯りに 昨日の夢を見る不安 恐れ 悲しみを心の底に彷徨わせ行く当てもなく部屋の隅で 幼子は寂しい夢を見る儚いもの 翳りのあるもの 永遠に続くもの夢に見る母の面影それらの何も 魂の慰めになりはしない
2020年9月14日 02:18
夜の隙間から 入り込んで逸れた誰もいない夢見ていると怖い夢裏側には闇がある分かっているはずなのに理解出来ずに 手を伸ばす仄暗い水面に映る 青白い肌の女燐光が微かに煌めいてもうこの世のものではないと知る微かな肉体柔らかな身体触れると消えてしまいそうなあなたの肌が感じ取れた最後の風の静けさ