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かめやす
2020年7月31日 01:22
過ぎてゆく季節ばかりが永遠なんだな振り返っても誰もいないがらんどうの部屋湿っぽい歌が少し寂しそうにいつも聞こえていた今ある風景を閉じ込めて切り取ったまま次の季節に持っていきたいどんなに寂しくてもどんなに明日が 遠くても魂は何度も生まれ変わって次の季節を 生きていく
2020年7月22日 17:15
身体から涙が溢れでる時はいつでもほんの少し痛々しいブルー最果ての地はいつでも淡く 遠く優しく語りかけてくる甘さを捨てた心には心のうちにあるものも 今はもう必要ない今はもう必要ないもの履き潰した靴背中に背負って使うバッグ飲み干した後のグラスそれらの全て淡くくすんだブルーに覆われてる
2020年7月15日 18:58
眠れない夜には白い鳥 羽ばたいて浴槽の中に沈んでいく脚のない鳥は飛ぶことしかできずに不器用に風に乗る眠れずに息苦しいのは闇に降る雨と病んだ心と昨日見る夢白い翼も今はただ しんに寂しいぞ白っぽい翼虚空にはためかせて消えていく青い天井から降る天使が見た夢生温い呼吸の中バスタブに沈めて温かい水の中は音もなく今はただ しんに寂しいぞ
2020年7月2日 18:18
甘く湿った風が吹いて時間だけが静かに流れる畳は乾いて主人の帰りを待っていた畳の上に西陽が長く伸びて細くなり消えていった一瞬の鋭いきらめきに目に映るすべてのものが 儚く淡く弾けていったガラスの縁についた 優しい泡のように