いつ起きる?
息子が起きてこない月曜日。
いや、今日は特別な用事はない。寝ていても大丈夫な日。午前中、皮膚科に行きたいとは言っていたけど、まぁ、別の日でもいいだろう。
10時。家事をひととおり済ませ、お茶を飲みながら、ひと休み。まだ、息子、起きない。珍しいなぁ。最近、疲れがたまっているようだったし、起こさずにおこう。
夕方、図書館に行くから、まだ読んでいない本を読む。
お昼になった。息子、まだ起きてこない。昨日、0時には寝ていたから、もう12時間は寝続けている。うむ。さすがに、寝過ぎかもしれない。
ふと、調子が悪くて動けないパターンを想像し、急に心配になった。忍び足で階段を上り、静かにドアを開け、息子の部屋をのぞく。
足がぴくりと動いた。ホッ、寝てるようだ。大丈夫だね。
また、音をたてずに、1階へ戻る。
幼いころ、息子はなかなか寝つけないタイプの子どもだった。寝ること、意識がなくなることをとても怖がっていた。わたしもそうだったから、気持ちはよくわかる。
添い寝を長くしたが、さすがにもう卒業した方がいいよね、となってからは、手をつないで、寝かしつけた。それが、毎日2時間から3時間。寝たかなと思って、立ち上がるとき、音をたててしまったら、もう一度、振り出しに戻る。
おかげで、息子の寝顔はたんまりとみることができた。寝入りばなには、目玉がきょろきょろ動くことや、口がかくかく小刻みに動くことも知った。夫も娘もおんなじ。
息子は、ぐっすり眠ると、まぶたが半開きになる。開いていても、見えていないみたい。そうなったら、ゆっくりと手を外し、息子の手を布団にしまい、努めて静かに、わたしは部屋を後にする。
と、これを書き始めて30分が経った。まだ、起きてこない。お昼ご飯をどうしようか。腹ペコで起きるだろうから、作っておいた方が良さそうだが、いつ起きてくるか、わからないとなぁ。
ラーメンの予定を変更して、どんぶりものにするか。
今から、冷蔵庫の食材と相談してきます。