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博物館での発見は ~机上にはない学びをお手軽に~
百聞は一見に如かず
いろいろと あれやこれやと 説明されるより、その物ズバリを見る機会があれば、その方が印象に残ります。
博物館には驚きがいっぱい詰まっています。
恐竜の博物館には「実物大・骨格の模型」が置かれています。
大人にはある程度知識がありますから、それを見ても「あら大きいわね。」と思うくらいのことかもしれません。
しかし、それを初めて見るこどもは…
その驚きたるや、大人がびっくりするほどです。
心底素直に反応してくれます。
家に帰ってから、日記に「恐竜は大きかった」と感想を書くことでしょう。
親は内心「もっと上手に書けないものか…」と考えたりもしますが、これは実に大切な今日の出来事です。大人からみれば当たり前のことですが、こどもにとっては本当に大きな発見なのです。
このことを体感できた子と、未体験の子とでは…
知識と心の豊かさが、少しずつ違ってくるのではないでしょうか。
百科事典に書いてある「ティラノザウルス 11m」といった知識とは全く別物です。
もちろん、恐竜の大きさに限ったことではありません。
各博物館、各階、各コーナーに、驚くべき未知の情報が隠されているのです。
そして、その実体験を得るか否かで、こどもの脳の、心の成長が違ってくるのです。ちょっとした積み重ねで、差が生じていくのです。
家で普段から「勉強しなさい」と親が言うことは避けた方がいいとお話しさせていただいています。こどもの勉強する気を削いでしまうからです。
けれども、博物館に着いたら、どうぞ満面の笑みで
「今日は好きなだけ勉強してね」と…。
こどもも、家で「勉強しなさい」と言われるのと違って、目を輝かせます。
広い博物館の中、見学する場所は多いのに、一か所に立ち止って、飽きずにじーっと同じものを見続ける根気良さや集中力を発揮します。
そんな時は、「次に行きましょう」と急かさずに。
親は、開館時間から閉館時間まで滞在する心の準備を。
こどもにとってさらに良いことは、こんなに楽しいことが「勉強」であると親が認めてくれているということです。
新しく得た知識は、さらに多くの興味を引き出すきっかけに。
そして、こどもは「勉強」を楽しむように。
このあと、学校の理科の授業で習う日がくるかもしれません。
その、教科書の中のことを、予め体感しているのです。
「習う」という受け身ではなく、「自ら学び」能動的に得た知識は、その子の本当の力に 糧になるのです。
おとうさんおかあさんも、お子さんと一緒に楽しんで
幼少の気持ちに戻って 目をキラキラさせて
こどもはそんな親の目が大好きだから。