「保健体育」の内申点を上げるには⁉~まずは「3」を確保する~
公立高校受験のために、中学三年生の二学期の内申点は重要です。
4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)の内申点は何倍かに加点されるので、ことさら重要です。
三年生になって低い成績だからといって短期間に保健体育の成績をアップさせることは難しいことです。
成績が5(5段階で)の人は、5なのです。見ていてスポーツ万能、足も速いし球技も上手です。
5は取れなくても4を。
4が取れなくても3を。
内申点として体育が3だとしても、どこの学校でも受験することができます。トップの高校も受験できます。そして合格できます。
しかし、2や1はやはりとても不利です。
そもそも、そんな2や1を取らないためには…
まず、授業に出席することは基本です。体育には「見学」というシステムがあります。本当に具合の悪い時などに「見学」するのはもちろん仕方ないことなのですが、そうでなく「サボる」という状態の人がいます。体育の教師にはそれが正当な見学か、わざと休んでいるかを見分けることなどたやすいことです。
元気に全回出席している人に1や2はつきません。体育の授業に楽しく出席します。それだけで3はキープできます。
体育が苦手だと言って見学が増えていくと成績のつけようがなくなっていきます。そういう場合に低い成績になってしまうのです。
走るのが速くて成績に5がつくことはありますが、走るのが遅くて1がつくことはありません。総合的に内申点をつけるので、見学をすることもなく毎回授業にまじめに取り組めば、少なくとも3がつくのです。
もちろん、期末試験の点数も大事です。他の教科と同じように、ペーパーテストは、予め勉強して良い点を取ります。体育で習ったこと、例えばその時にやっている競技のルールなどは、体育の授業の中で覚えます。保健は授業で習った範囲で出題されます。教科書をよく読みます。
「初めて習う数学の公式」は、習わなければ全く何のことかもわかりませんが、保健は日常の生活範囲からの出題となります。簡単なので試験勉強も疎かになりがちです。きちんと教科書を理解するという作業が必要となってきます。わかっていることだけに一通り勉強すれば高得点を取ることも可能です。
保健体育という教科は、試験で90点以上を取る生徒も多く、平均点も他教科より高くなります。低い点を取ってしまうとやはり内申点も低くなってしまいます。難しいことではなく、単に「教科書を読んできたか読んでこなかったか」の差ほどに過ぎません。
逆に、クラスで一番速く走れる生徒でも、試験の点数が低ければ「5」は取れません。せっかく「5」を取れる運動能力を持っているのですから、そしてそれは持てない人もいるのですから、しっかり「5」を確保するために確実に試験勉強をしてから試験に臨みましょう。
まずは「3」を確保します。