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腐るお金
今日はハレア学童では『ハレアフェスティバル』が行われました!
ハレアで使えるお金(ハレアマネー)を作って、子ども達が自分でお店を出して、そのお店での支払いにハレアマネーを使うというものです。
少し細かく話すと…
最初に全員に700万ハレアを渡します。
お店ごとに1000万円を支給します。
ハレアの土地を貸しますので賃借料を貰います。
1階の人通りが多い所は値段が高くて、2階の奥の狭い部屋は安いといった形です。
お店で得た収入はお店のメンバーで山分けして、買い物に使ってもいい仕組みです。
本来700万しか使えないけれど、繁盛するお店を出す事で収入が増えて、その収入をもってまた使えるお金が増えると。
ちなみに机や椅子などの貸し出しにも賃借料を取りました。笑
ここは子ども達は流石で、ダンボールで机作ってましたね。
さあ今回どうなったかというと。。。
誰も貯金なんかしないんですよね、どんどんどんどんお金を使います。700万ハレアなんてすぐ無くなるんです。どんどんお店にお金が集まります。どんどん山分けします。またどんどんどんどん使います。またどんどんどんどんお金がお店に集まります。
完全に経済が回ってる『好景気』です。
さて何故こんな事が起きたのか。
『価値が無くなるお金』だったからです。
このハレアフェスティバルは年に1回。ハレアマネーを使うのもほぼ年に1回。そしてハレアでしか使えない、外では何の価値もない『今使わなければならないお金』だったからです。
持ってても意味がないから使う。
もし、「このお金は普段でも使えるよー!」だったら「俺じゃあ貯めとこ!」みたいな子が出て来るんですよね。
その瞬間経済は止まってフェスティバルは早々に終了になる。
だからいつか価値がなくなる
『腐るお金』が有効なんです。
さて、実はこれを現実世界で考えて、実行した人がいます。
ドイツの経済学者シルビオ・ゲゼルです。
彼はゲゼルマネー(腐るお金)を提唱します。
実際に流通した腐るお金。
どうなったのでしょうかね?
続きは明日!
おしまい!