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民藝旅 vol.2 沖縄 \与那国島のカブチ/
世紀末女子会
「今日は女子会よ〜!」
60度の泡盛を片手に、さきはら荘の女将さんが笑う。
『おこげ』って、どういう意味ー!わたし、どうなっちゃうの〜〜?
…と、かわいこぶってみたけれど。
実際の女子会は、北斗の拳/いちご味。
石垣島から来たお姉さんは、ガハハハと泡盛にライターで火をつけて燃やし、ほろ酔いのもじゃもじゃはストレートで泡盛を煽る。退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!肝臓マッチョの与那国女子会にカルーアミルクは不要。南国の夜は長く、与那国島の地酒はとても美味しかった。
* * *
与那国島のクバ仕事
翌日、クバという植物で色々な日用品を作っているよなはさんのお家を訪ねた。この日は、カブチという頭に乗せる荷物運びのクッションを作っていた。
那覇の浮島ガーデンや、肉味噌の竹おばさんのお店で見かけて欲しかったもの。ほんのりピンク&クリームイエローの、つやつやの葉。
出来立てほやほやを、その場で購入させてもらった。
浮島ガーデンの非売品「離島で作られている鍋敷き」与那国島で作られていました…!作り手は30代の女性。ぐるぐる模様は与那国島独特の模様。制作の様子をビデオに納めました。すっすっと編み上がる様子は、永遠に未定られます… #民藝旅 #与那国島 #手仕事 https://t.co/JFJUaQ3P8K pic.twitter.com/wh0zzmHLPB
— 東堂 優 / Yu TODO【デザフェス A-163】#民藝旅 (@todo_yu) May 20, 2019
みつよさんの月桃テーブルセンターといい、このカブチといい。
与那国島の手仕事の日用品は、都会の生活にもよく合うと思う。
冷たいコンクリート造りの、シンプルな家にこそマッチする温度感。
100%天然素材だから、100年後の地球にもやさしい。
海洋ゴミが問題になっているこの頃。
日常生活に、もう一度、植物素材の日用品を取り入れてみるのは、どうだろう?
* * *
雨と涙ではじまった与那国旅は、青空で終わる。ここに来られて、よかった。
手仕事が暮らしの「当たり前」として生きている、与那国島。
いつか、心が自然の時間をとりもどしたい時、また訪れよう。
那覇空港に到着してすぐ、ゆりこさんに電話をかけた。
「それで、あんた次はいつ来るの?来年ね?」
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#民藝旅 沖縄編 与那国島は、ここまで!
与那国島、とっても素敵なところでした。
携帯の電源はオフにして、のんびり、また原付で冒険したいです。
次回は、那覇市壺屋焼物博物館インタビューをお届けします✏️
(学芸員さんに内容チェックを入れていただくので、更新は後日となります。お楽しみに…!)
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