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凡人がコンディショニングで取り入れるのは、ピラティスとヨガ、どっちなんだい
最近は、ピラティスの追い風が凄まじいです。
ボディメイクのためにピラティスを用いる人が増えている印象です。
ピラティスが引き締めに良さそうという理由で始める初心者の女性もそうだし、ボディビル競技に取り組んでいる人がコンディショニングの重要性を感じて始めるという意味でも。
今でこそ、ピラティスが流行っていますが、よく隣に並べられるヨガと比べるとどうなのでしょうか?
本当にピラティスの方が有効なのでしょうか?
それとも流行っているだけなのでしょうか?
ヨガとピラティスをトレーニーはどう用いれば良さそうでしょうか?
これに関しては、障害予防と機能改善を目的としたヨガ・ピラティスの指導をしていて、Educate Movement Institute代表理事の本橋恵美先生がヨガ・ジェネレーションというチャンネルで言っていたことが参考になりました。
土台がヨガ、その次に来るのがピラティス、そのまた上に来るのがヨガっていう感じ。
この理由として
まず人って、身体の可動性が低い人の方が圧倒的に多い。
その可動性を向上させるのはどっちのメソッドが良いかって言ったら断トツでヨガの方が良いんですよ、やっぱり。
ピラティスも身体を柔らかくするエクササイズはあるけれどもヨガよりはそのスキルは低い。
だから、ヨガできちんとモビリティを獲得して。
もともとモビリティがある人なら最初の土台はピラティスで良い。
ピラティスの安定性っていうのは、比較的安定した状態で安定性を高めるエクササイズをする。
ヨガは、もっと不安定な環境、環境っていうのは体の使い方、例えば片足で立つとか、あえてバランスを崩す中での安定性っていうのを高めるスキルを学習するので、ピラティスとまた安定性の種類がちょっと違う。
でも、ピラティスの安定性を獲得しないと、ヨガの安定性は高まらない。
結論は、それぞれの利点とできないところがあるので、うまく両方活用しましょうという感じですね。
タイトルでどっちなんだいと書きながら、決めきれずすみません。笑
凡人トレーニーは、本橋先生の言うように可動性に難を抱えているパターンはめちゃくちゃ多いと思います。
そうなると、まず先にヨガに軍配があがるという感じですが、ヨガの中でもなるべく難度の低いエクササイズ(シンプルなストレッチ的な)というところかと。
凡人の自分から言うと、ヨガの前に軟部組織のリセットフェーズが欲しいという感じです。ヨガで伸ばそうと思ってもそもそも伸びないからです。
柔らかいゴムと硬いゴムを同時に伸ばしたとき、伸びるのは柔らかいゴムだけで、硬いゴムは硬いままです。
ヨガも含め運動やストレッチをすると血流が増えて、筋膜(myofascia)
との間の滑走性と筋膜自体の伸長性を保っているヒアルロン酸の凝集化は改善されるけど、癒着や硬化してしまった部分はそれだけでは改善されず、癒着や硬化をとるにはいわゆる筋膜リリースが必要。
筋膜リリースの手段は基本的には熱や摩擦の刺激、もしくは鍼治療など
セルフで効率よく今日の記事に即するなら、フロス巻きながら巻いた関節のヨガエクササイズとかは良いんじゃないかな〜って思う。
動画で本橋先生が言っていたけど、ヨガの先生は脊椎の伸展可動は出るけど、屈曲が出づらくて、ピラティスの先生は屈曲はでるけど、伸展がでない人が多い的なことを言ってたのも面白かった。
たしかにエクササイズの中身をみるとそうなるのも頷けます。
トレーニーは、伸展位で姿勢を安定させての動作が多い。
凡人はその伸展を過剰な緊張で作りがちだから、効かなかったり、うまい伸展ができない。
過剰な緊張による動作パターンを取り除くと言う意味でピラティスによくある脊椎屈曲エクササイズを行うのは大切。
ただ、それで終わらず、ヨガの難しいポーズとかにも挑戦して、不安定な状況やかなり伸展が強要される状況でも姿勢がコントロールできるように目指すのが良いかなと思う。
ヨガのクラス探そうかな〜。
グループはちょっとヨギーの方々がまぶしそうなのでパーソナルで探してみよう。