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本当にあった!?万能の経穴!!

今回は扁鵲心書より、万能の経穴をご紹介します。 この書籍は南宋時代の1146年に竇材によって書かれました。 この中の黄帝灸法、竇材灸法という2篇に、ある症状に対してどの経穴に灸を据えるか?ということが書かれています。 まず黄帝灸法を原文ままですがご覧ください。 ご覧の通り“灸臍下”ばっっっっかりです。 あとチラホラでてくる中脘と命関。 そうです!この臍下と、あと命関こそが万能の経穴です! とは言ったものの、まだこれだけでは万能の経穴というには信用できない方もいること

    • あなたにピッタリの古典教えます!

      「鍼灸師なら古典を勉強しないとダメだ!」みたいな老害鍼灸師も絶滅危惧種になりつつある昨今、皆様如何お過ごしでしょうか。 近頃は学生さんや若手達が小賢しいために古典の道に迷い込むことなく、エビデンスに基づいた鍼灸をなされて結果を出して患者さんの信頼を得る、素晴らしいことですね。 でも本当にそれで良いんでしょうか? 正解らしきものが簡単に手に入ってしまう世の中で、鍼灸師くらいは患者さんと共に悩んで迷って、その上で症状は良くならない。 そういう施術もアリなんじゃないでしょう

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      • バネ指の施術

        こんなの皆さんご存知のことかも知れないのですが、『バネ指が手掌に鍼せずに改善しました!』と宣伝するセミナー屋さんがいるくらいなので、それを見た新卒の先生方がこれはすごい方法なのだ!と勘違いして無駄に高額セミナーに行ってしまうようなことが減ればと思い、恥ずかしながら私の方法を公開します。 私の経験では、少なめに見積もって30症例中だいたい5回以内に改善。鍼のみで改善しなかった患者さんは1人です。 その方法とは! 以上!母指以外のバネ指の施術です! 1回で完璧に改善する!

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        • 忘れやすい経穴を古典から正しく覚える。

          今回は国家試験直前ということで、ややこしくて覚えにくい経穴の位置について確認していきます。 学校の臨床室にて学生のサポートをしていた経験から、ついつい勘違いしやすい、忘れやすい経穴をピックアップしました。 W(私が)H(本当の経穴の位置を)O(教えます)基準に則って主に甲乙経から抜粋です。 太字の部分を声に出してしっかり覚えてください。 侠白 中府、雲門など序盤は記憶に残りやすいですが侠白あたりから怪しくなってくるのではないでしょうか。 侠白は肘を去ること五寸です!

          手引きのようなもの。

          鍼灸師の資格を得て14年?開業して7年くらい?経ちましたが、恥ずかしながら告白しますと、私は気の感覚も筋硬結も皮膚の陥下もイマイチよく分からぬまま仕事をしております。 正直に申しまして適当に鍼を刺して、お灸を据えています。 そんな私ですが身内も知り合いもいない大阪にて往療を主として開業し、ホームページ無し、SNSやその他宣伝の類やったこと無しでも患者さんを紹介して頂きながらそれなりに生活しています。 さてTwitterを見ているとマーケティングやらなんやら鍼灸以外の要素で

          手引きのようなもの。

          痰、湿と豊隆

          インフルエンサーに憧れています! 我々の界隈でいうと、《○○にはこのツボ!》なんて何を根拠にしているのか分からない情報を発信して素人からチヤホヤされて、堪りませんね。 私もそんなインフルエンサーに成るために、これからの時期(春頃から書き始めていました)湿気や痰に対して、鍼灸師や養生指導士の大先生たちが取り上げるであろう豊隆について調べ、一手先により詳しい情報を発信してバズってやろうという目論見です。ガハハ。 下記は黄竹齋の経穴の本(たぶん)から抜粋しており原本とは違う記

          痰、湿と豊隆