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鼻涙管閉塞症になったけど、治った話
我が家の息子は生後すぐから、生後7か月15日まで鼻涙管閉塞症でした。
<鼻涙管閉塞症とは>
目と鼻をつなぐ鼻涙管が何らかの原因でふさがっているため
涙が目にたまってしまい、いつもウルウルな目になる。メヤニが多い。
簡単ですが、これが主な症状です。
現在は完治し、メヤニもなく、かゆみも減って本当に本当に良かったんですが、それまではとても大変でした。
例えば、
・毎日10回くらいメヤニをとる
・掻いて皮膚が荒れてしまうため、ワセリンを塗って保護する
・嫌がる息子にマッサージと目薬
・小児科、眼科の先生に話を聞きに行く 等
ブジ―をするのが嫌だというモチベーションから、できることはなんでもやりました。
症状や経過をまとめてみたので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
<息子の症状>
生後半月・・・左目だけ、メヤニが気になりはじめる。色は黄色〜緑色
うるうるの涙目、いつもまつ毛が濡れている状態が続く。
やはり、左目だけ症状が出るということが気になり、いろいろ調べ始めました。
生後3ヶ月・・充血、かゆみがでてくる。
目を搔くことがクセになっていて、両目をよく搔く。目頭より少し下のあたりを上に向かって押すと、目に膿がでてくる。
だんだん進行するので、涙やメヤニの量、ケアの頻度も増えました。
息子の症状としてはこんな感じでした。
<病院に行ったタイミング>・・・計6回
①1ヶ月検診が待てず生後3週間後 初めて小児科へ
(眼科か小児科か迷いましたが、とりあえず相談してみようと小児科にしました)
先生はメヤニが出るのはいろんな原因(逆さまつげや結膜炎)があるから、とりあえず今は、まだ小さいので様子見てくださいとのこと。抗菌の目薬が処方されました。
嫌がる息子に目薬を刺すのは大変で、あまりできませんでした。
➁生後3ヶ月 新しくかかりつけにした小児科へ
先生は鼻涙管閉塞症の可能性もあるが、自然治癒が多いから、もう少し目薬つけて待ってみた方がいいとのこと。違う目薬が処方されました。
本当に治るんだろうか。どんどん進行していく気がして、焦っていました。
③④生後4ヶ月 眼科へ(近所の2件)
眼科で初めて、鼻涙管閉塞症と診断されました。検査の方法は、「フルオレセイン染色」で涙の状態を見るという方法でした。(これは後で診てもらう、専門家の先生も同じやり方で確認していました)
もう1件、眼科の先生は、目頭の下を押して、目に膿が出るのを確認して診断していました。(これはこれで、赤ちゃんに負担がなくて早くてよかったです)
ただ処方してもらった目薬が刺激が強いもので、息子はとても嫌がりました。赤ちゃんには、なるべく刺激の少ない目薬を一言確認してから、処方してもらった方がいいです。
この症状は、大きな病院で専門にしている先生がいて、ブジーという手術で治ると紹介状をもらい、後日行くことになります。
ただ、私はブジーをしたくなくて、病院にいくと、すぐブジーと言われるような気がして、なかなか予約を取りませんでした。
自然治癒を促すために、何かできることはあるかと検索の日々。
そこでマッサージにたどり着きました。
とても嫌がる息子にマッサージを1日2回やりました。できることがあるなら頑張ってやってみようと続けましたが治りませんでした。
雑談ですが、親には赤ちゃんはメヤニ出るから気にしなくていいとか、メヤニごときで大袈裟だとか言われていました。笑
大事なことは、自分の気持ちが納得できるまで考えて、判断し、行動した方がいいなと改めて思います。
⑤生後6ヶ月で病院へ
先生は涙道の専門で、とても丁寧に症状を説明してくれました。
・一般的に自然治癒が9割と言われているが、そこまで高くなく6割前後
・マッサージは生後半年までなら意味があるかもしれないが、半年からは全く無意味
(むしろ涙道を塞いでる膜を破るためには、マッサージで目の中に膿を出さずに、放置して膿を下に行かせて、その圧で膜が刺激されて破れる可能性があること)
・目薬は刺さなくていい
もう自分たちでは何もしないで経過を見守ることが、今できることだと教えてくださいました。
・ブジーは手術ではなく、処置ですぐ終わるから心配しなくていい、一歳までには終わらせるのがオススメ。
(一歳を過ぎると、検査をして、全身麻酔で処置するから、負担や手間が増える)
説明を聞き、最終的には親の判断というか、賭けのようなもので、1歳過ぎてもいいし、いつまで自然治癒を待つか、待てるかは任せるとのこと。
私達は話し合いの上で、1歳を超える前にブジーしようと決めていました。枠ももう少ない為、そのままブジーの予約をとることになりました。
なるべく遅く、と希望しましたが、生後10ヶ月のタイミングでしか枠が空いていなく、しぶしぶ予約して帰りました。
ブジーの流れや準備の紙を見ていると、嫌だなーなんとか治らないかな。と思いましたが
できることはなにもなく、マッサージも目薬もやめました。出てきたメヤニは衛生上良くないので、ガーゼやティッシュでとってあげていました。
そうして1ヶ月後に、
なんと治るのです。
あれ?治った?
から何日か様子をみましたが、涙目、メヤニはなくなりました。まつ毛も濡れてない。
なぜ?いつ?
と疑問もありましたが、まぁ治ったから良かった、(そこは深く考えない笑)念願の自然治癒だーーー!と夫婦で喜びました。
⑥最後にブジ―の予約していた日に先生にもう1度見てもらい、治っているのを確認していただきました。
今も目を掻く癖はありますが、頻度はずっと減ったので、目で悩むことはなくなりました。
治ってみると、あっけないというか、たくさん考えた日々が懐かしいです。
今回このように体験談を書きましが、お子さんによって、症状や重症度が違うので、やはり紹介状をもらって早めに専門家の方にみてもらうことをおススメします。(重症なお子さんや涙道の形によっては、早めにブジ―をしてもらうほうが良い場合もあります)
http://lacrimal-tear.jp/facilities/
上記のサイトに全国の専門の先生の記載があります。
わからないことは、怖がらずに、面倒くさがらずに、早く専門の方に話を聞く機会を設けることが大事だと学びました。
最後に、この症状の子は周りにいなく、専門の人も少ないので、孤独な戦いでした。今から考えると、しないほうがよかったこともあったし、息子には嫌な思いもさせてしまいました。
生後7ヶ月で自然治癒により、鼻涙管閉塞症が治ったこの経験が、
今同じ悩みを持っているお母さん方に少しでもお役に立てれば嬉しいです。