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マスコミ就活について

この情報を必要としているかもしれない、どこかのマスコミ就活生に向けて。

結局なれなかったけど、高校生のときから編集者を目指していた。

長い就活を経て思ったのは、マスコミに受かる人は“何かを全力で頑張った人”だということ。




以下の体験談は身バレ怖さにぼかすところもあるけど、嘘は書かない。

東京生まれ東京育ち、私大文系、19卒。




受けたのは出版社を中心に新聞社、テレビ局等を30社と保険でBtoBメーカー等20社弱。



大学1,2年生のときはサークルやバイトをしたり、マスコミ系の人脈が広がりそうなイベントにちょっと参加したりしていた。

 


 
本格的に就活を始めたのは3年夏のインターン。

マスコミはそんなに開催が無かったから色々な業種を体験した。

金融とか元々興味の無いところに参加して、3月からの解禁時に受ける業界を狭めていった。




夏以降は以外の4つに参加していた。
役に立った順で並べている。

①TOPという出版社内定者, OB団体の講座(月3回)

②大学のOBが自主的に開催するマスコミ受験者向け講座(講師は朝日の記者)(月1回)

③大学のキャリアセンターが実施するマスコミ受験者向けの論文講座(講師は読売の記者)(月2回)


④創出版のセミナー(全4回)


①②はES添削、社員訪問、19卒受験者同士での意見交換など大変お世話になったし役に立った。

集団OB訪問にも参加したが、個別で連絡をとってお会いしてもらったのは10名程。




その他、マスコミ漢字を解いたり、朝日新聞社の時事問題や文藝春秋の論点100を勉強した。

新聞は以前から毎日読んでいたが、2紙以上比較したり、より時間をかけて読むようにした。




12月にテレ朝のESを出したのが最初だった気がする。


たしかES落ち。

その他日テレ、TBS、テレ東は2-3次面接落ち。



マスコミはES→筆記試験→面接4回ほど、という流れが多い。


朝日、読売、日経は1-3次面接落ち。


日経は、論文講座&時事問題模試みたいなのを受けたら、どうやらそれが選考を兼ねていたらしく、役員面接に突然呼ばれた。



第一志望だった小学館はまさかの筆記試験落ち。
創意工夫を問われる試験の手応えが全く無かった。


講談社は冬のインターンに参加した。
本選考では2次面接落ち。

集英社も2次落ち。

新潮は受けず、文藝春秋は3次落ち。


NHKは最終の手前落ち。



7,8月の遅めの時期に一般企業の内定をもらったが、秋にも読売やNHKなどを受けたものの、落ち。



①、②のマスコミ講座で交流していた人たちはNHK、朝日、時事、毎日などの記者や大手出版社の編集者に内定をもらっていた。


OB訪問をした人や、内定をもらっていた同期に共通していることは、“何かを全力で頑張った人”だということ。



私には「編集者になってこういう書籍を作ることで、このような社会貢献をしたい」という明確なビジョンがあったものの、自分自身の軸が無かった。


面接官からしたら「色々と取り組んだみたいだけど、結局あなたはどんな人なの…?」という印象だったと思う。

マスコミ就活自体が"頑張ったこと"になってしまった。



今からマスコミ就活をする人に伝えたいのは「なにか1つ、全力で語れる濃い経験をしてほしい。」ということ。

もし今3,4年生でそういう経験が無いのだとしたら、それっぽく聞かせられるエピソードを練ってもいいと思う。



編集者になれなかった身なので言えることは多くないけれど、限られた時間を上手に使って、効率よく情報を集め、自分を魅せる練習をしてほしい。

自分がどう伝わるか、ではなく、相手にどう伝わるか、を意識すべき。



つらい経験だったからあまり振り返りたくなかったけれど、これが誰かの役に立つことを祈ります。


コロナの影響でいろいろ大変だと思うけど、応援しています。



写真は上野にある大好きな国際子ども図書館。


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