産まれてくる赤ちゃんへの詩集は、キミに決めた!
なにか新しいことを挑戦しようとすると、スルッとうまくいくこともあれば、試行錯誤でなかなか思うようにいかないこともある。
▼ こちらの記事のなかで、「今年やりたい10のこと」を書かせていただいた。
妊娠7ヶ月を過ぎ、産まれるまでの日数も残り少なくなってきた。
「よし!取りかかるか!」
しかし、詩集ってどうやって作ればいいのかもわからない。とりあえず、100均へと向かった。
1 100均で悩む
手作りの詩集の候補として考えたのは、
・リングノート
・写真用のファイル+無地の紙
・ファイルに綴じていく
息子を連れての買い物だったので、あまり長居できない。
文房具用品をうろうろするが、詩集として使えそうなものが見当たらない。
しばらく右往左往しては、頭を抱え、どうしたものかと悩んでいたところ。
ファイルのコーナーで立ち止まる。
「これはいけそうかも…」
そして、購入したのがこちら。
しかし、帰ってみてファイリングしてみたら、残念なことが。
ガーン。。。
ファイルを閉じたら、用紙がはみ出てしまうではないか。
これでいいのか?
う〜む。
別に使えないこともないけれど、、、
2 文房具店で悩む
もやもやを抱えたまま、詩集づくりを進めることはできなかった。
産まれてくる子に対しても、申し訳ない。
再度、出直すことに。
今度は、息子を夫に預けてじっくりと。
100均一に行く途中に、文房具店があった。
文房具店でも一応見てみるか。
すると、よさそうなファイリング用紙を見つける。これなら、ファイルにおさまりそう。
すぐに、お会計へと向かう。
・・・と、あるコーナーで立ち止まってしまう。
「MD PAPER」
ガラスペンや万年筆などを、少々使っていることもあって、気になっていたメーカーだった。
引き寄せられるように、ペラペラとノートをめくってみる。
「いいなぁ」
シンプルで、飾り気もなくて、大きさも詩集にちょうどよさそうだ。
しかし、ひとつだけ、難点が。
間違えてしまったらやり直しが効かないという点。
「ファイルに綴じる」形式のものであれば、間違えてもやり直しが効く。
間違えたものを捨てて、もう一度、新たな用紙で書き直せばいいだけだからだ。
けれど、手に取ったものは「ノート」である。
間違えたときに、後悔しそうだなぁ。
やっぱりやめよう…
そうして、ファイリング用紙の方を購入して、夫と合流したのだった。
3 ときめきにしたがう
心はもやもやしたままだった。
やっぱり「MDノート」気になるなぁ。
心はずっと、あのノートに惹かれていた。
正直、今手元にある用紙を使ったとしても、心がワクワクしないことを感じていた。あのノートに書く、そう考えると心が踊るものがあった。
「ごめん!もう一回、文房具屋さんに行ってくるわ」
夫に断りを入れ、即行でノートを購入。
うれしい!
手元にあるだけで、ワクワクする!!
ご機嫌で夫の元に戻ると、
「使わなくなった用紙、返品してこよか?」
とひとこと。
そうか、返品という手があったのか。
無駄にいろいろ買ってしまったことに対して、少なからず罪悪感のような気持ちはあった。だから、新たに購入するときも、ちょっと迷っていたのだった。
店員さんには手間をとらせてしまうけれど、使わないのにもったいないし、返品できるのはありがたい。
ということで、無事に返品手続きをすることができた。
(夫が颯爽と行ってくれた。感謝!)
4 万年筆の洗浄
詩集にするものは購入!
すぐにでも書き始めたいところではあったが…
詩は万年筆で書いていこうと決めた。
今回は黒のインク。
しかし、万年筆に入っているのは濃紺のインク。
洗浄せねば…
そして、息子の寝かしつけが終わってから、夜の闇の中、ひとり、万年筆の洗浄に取りかかるというシュールな光景。
5 遠回りすることを楽しみたい
失敗したり、悩んだり、手間がかかったり。
手軽さや、スマートさがもてはらされる時代に、何をこんなに時間をかけているのだと思われるかもしれない。産まれてくる子に詩集を作ること自体、する必要のないことだと思われても仕方ない。
けれど、わたしは、手間も時間もかけたいのだ。
遠回りすることを楽しみたいのだ。
形だけでは見えないもの。
結果だけでは計り知れないもの。
かけた時間や手間は、目に見えないもの。
けれど、そこに大切なものが詰まっているとわたしは思う。
だから、悩んだり迷ったりする、この試行錯誤の日々も愛しい日々なんだと、人生最期の日に思ったりするのかな。(どうだか?)
ようやく、詩集を書く準備ができた!
長かった。
今日から書き始めていきます。
Instagramで投稿予定なので、もしよければのぞきにきてください♩
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