2024.4.20(土) ニュアンスがだいすき よい小説と器との出会い 思いがけず楽しいお茶会

CCCの時、朝だらだらウダウダしていて結局行けなかったことを、ものすごく後悔したので今日は。
初めてのたじみ陶器まつりはものものすごく良かった!
もしかしたら初見のまつりとかマーケットとかは一人で行くのが良いのかもしれないね。ひとりですいすいと、時にはじっくりで見ることが出来て本当に満足。

普段日の目を浴びない器たちも、久しぶりにお客さんに見てもらえてうれしそうだった。

“おまつり”の熱気、すごいね、あてられる。ウォータークーラーのなかの、水と氷と一緒に冷えてるドリンク120円好きなの持ってって!っていうのがめっちゃすきなんだ。
こどものころ、町内会の夏祭りで、うちのマンションの区画はそれを売っていたから。そういうのって普通に買うより全然高いんだけど、買っちゃうんだよね。それに、友達とか仲間内みたいな人には無料であげちゃったりとか。
何となくだけどね…飲食の、そういうニュアンスがだいすきなんだよ。重すぎず、フラットに渡せるし 受け取れる、みたいなのが。

最後に回ったぎんざ商店街の作家さんブースで、とってもよい巡り合わせがあって2点購入。ひとつは平野日奈子さんのピアス。はじめてちゃんとお話したけど、ものものすごくふわふわにお話してくださる優しい雰囲気の方で。長居して、じっくりゆっくりで選べました、ありがとう…。今までだったら手に取らなかったであろう暗めなイメージの陶器のピアス。宝物!
もうひとつは初めましての作家さんで、紅輪さんというところ。ニュアンス〜な色味と手触りがちょうかわいくて、即決。あとは同じ種類の柄をぜんぶしっかりみて、うちの子になる子を選んだ。もともとなにかお気に入りの小皿が欲しいなと思っていたから、偶然に出会えて嬉しい…紅輪さんの他のイメージのもかわいいから、いつかお迎え出来たらいいな。

ホクホクになったので帰ろうかと思ったけれど、そう言えばここの橋の下の川辺、降りてみたかったんだったと思い急遽。ここでもまた、人々がたのしそうで うつくしく良かった。江國香織のきらきらひかるを読みながら、戦利品のミロク珈琲のラテ わにのドーナツやら チーズケーキやらキャロットケーキやらを平らげる。読み終わって、あんまりにも良くて2周目を読み始める。2周目読み終わったら、感想を書こう。これはほんとうにすてきな小説だ。
階段の、ちょうど人一人分座れるくらいの影になったところに腰掛けて過ごす。最高だった。向こう側の橋の真下の川に、大きい岩がポンと頭を出している。今度はあの岩に座って、足を水面に投げ出して本を読もう。想像するだけでうれしくなる。

帰宅。明日の朝が早く、今夜は17時に夕食を取って18時にお風呂19時完全就寝 という達成出来なさそうな予定のため大急ぎて洗濯物を取り込む。
すると友人から連絡が。どうやら彼女も陶器まつりに来ていたみたい。えっ、会いたい!と思って唐突に誘ってみたら、12分後に家まで迎えに来てくれることに。最高過ぎるのか、きょうは!一日の終わりに大好きな友人に会えるなんて、ツイてる。

近くの喫茶店に入って、トーストサンドをはんぶんこ ふたりしてアイスココアを頼む。ほんのちょっとの時間だったけれど、会えてよかったし、話が出来てよかった。この人とは、話の内容も大事なんだけど、なんだか、話を通じて彼女の感覚やかんじを聴き取るのがすきなのだ。今のところずっと、そこからは好きしか発掘していない。

別れて家に着いて、あんまりの充足感にちょっぴり感動して、お風呂をしてお布団へ。色んなことがあったなあ、色んなことがあって、考えたいことがたくさんだけど、とにかくたくさん感じたから、大丈夫。
こんなに安らかに眠りにつけたのは久々。

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