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【生きのびる日記】気分に対する潔癖をゆるめたい

「まず、気分をよくしなきゃ」

わたしの頭によく浮かんでくる言葉だ。

気分をよくしなければ行動できないと、どこかで思っている。とくに仕事に向き合う前には「まず気分をよくしなきゃ」と、気分を上げるための行動をしがちだ。

ジャーナリング、読書、好きなアイドルの映像を観ること。それでもダメそうなら、好きな飲食店や公園へ行くこと。

無事に気分が良くなると、ようやく仕事に取りかかる。ひどいときには、ここまでですでに夕方になっている。忙しくないときのあるあるだ。余裕があるからこそ、気分に対して潔癖になる。暇だからこそ、小さいことに目が向いてしまうのだろう。

一方で、忙しいときは気分に対して潔癖にならずに済む。朝起きて、ちょっとだけSNSを見たら、仕事に取りかかる。お昼ごはんも20〜30分で軽めに済ませて、寝る1時間前まで仕事する。忙しいときは、これができる。

「ゆっくりしたい」と願うことが多かったけど、ゆっくりしすぎると、感情に対する潔癖度合いが上がってしまい、ちょっとした作業をするにも余計な時間やお金がかかる。時間に余裕のあるときの方が、脳みそが疲れがち。

忙しくなることを恐れずに、気になるものにはどんどん飛びかかっていこうと思った。気分を味わいたいときは味わってもいい。でも、やりたいことがたくさんあるのに、気分に支配されていてはよろしくない。気分に対する潔癖をゆるめながら、人生を前に進めたい。

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伊藤七 | ライター
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