わたしの本棚63夜~「アルケミスト」
全世界81カ国に翻訳されている本であり、世界的ベストセラーです。わたしが持っているのは、平成20年32版の文庫本の値段です。パウロ・コエーリョのデビュー作は「星の巡礼」で、日本では黛まどか氏が俳句を読みながら、そのスペインの道、720キロを歩いたことでも有名になりました。この本は、彼の名前を全世界に響かせたベストセラー小説です。
☆「アルケミスト」パウロ・コエ―リヨ著 山川紘矢+山川亜希子訳 角川文庫 552円+税
羊飼いの少年サンチヤゴは、アンダルシア平原からエジプトのピラミッドに向けて旅にでます。砂漠を越え、少女に出会い、不思議な老人や錬金術師の導きと、さまざまな出会いと別れをとおし、少年は人生の知恵を学んでいきます。「前兆に従うこと」「心の声を聞くこと」「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれること」。優しいストーリーながら、読むつどに考えしまう深い洞察があって、夢をあきらめずに、その夢を生きることの大切さをそっと教えてくれます。
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