わたしの本棚104夜~「名歌、名句の美」
俳句の「船団」が散在して、1年になります。そんな中、この春、元船団の会の先輩から本をご恵贈いただきました。とてもわかりやすい本で、和歌や俳句に使われている言葉さばきを読みとき、作品鑑賞した本です。カバーの装画も著者だそうで、美しい赤い花(アンスリウム)の画です。
☆「名歌、名句の美」武馬久仁著 黎明書房 1980円
名歌の美では、大伯皇女から吉井勇まで23人の名歌を鑑賞、人となりのエピソードや簡単な略歴もあり、読みものとしても楽しめます。
名句の美では、松尾芭蕉から小川双々子まで49人の名句を鑑賞しています。
君かへす朝の舗石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ 北原白秋
ひく波のあと美しや桜貝 松本たかし
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