自分が本当に距離を置きたかったもの
今でもあの4文字をネットで見かけるだけで感情が噴き出しそうになる。頭では分かっている「現実」と、ずっと見続けている「望郷」の念と、その2者が決してわかり合うこともなく胃の中を反芻していくのだ。
一文字打つだけで予測変換に飛び出すその4文字を、ふと目にすることがここまで苦しくなってしまった。「それ」を惜しむ声を見つけると、抑え込んでいた感情がわき上がり無性に苦しくなっていく。
では見なければ良い、それはその通りである。
「それ」と距離が置ければどれだけよかったことか。幸いな