「TAKAみちのくの毒針日記」(ベースボールマガジン社)を読み返す。
久々に「TAKAみちのくの毒針日記」(ベースボールマガジン社)を本棚から取り出す。
週刊プロレスで連載していた日記(WWF(現WWE)所属時の1998年5月19日(火)から退団してK-DOJO(現2AW)を立ち上げたばかりの2002年5月26日(日)まで)に、生い立ち、交友録(ロック様、ストーンコールド、アンダーテイカー等々のスーパースターから、みちプロはじめ日本勢まで)をまとめたもの。
丁度20年前で隔世の感。
1998年: アントニオ猪木引退、キングダム活動休止、nwoジャパン全盛期
1999年:ジャイアント馬場死去、闘龍門JAPAN(現DRAGON GATE)旗揚げ、桜庭和志のグレイシー狩り、みちのくプロレス分裂
2000年:全日本プロレス大量離脱、プロレスリング・ノア旗揚げ、船木誠勝がヒクソン・グレイシー戦で敗退し引退(2007年復帰)
2001年: プロレスリングZERO-ONE(現プロレスリングZERO1)旗揚げ
2002年:FMW倒産
その頃の出来事をパッと書き並べただけでもこんな具合で、すさまじい。
本の内容はというと、4年間の日記なので拾いたい内容は幾らでもある。各週ごと、各日付ごとで感想が書けそうなくらい。
カイエンタイとしての活躍・ブレイク、クレイジーMAXとの邂逅、トリプルH とWWFヘビー級王座戦、レッスルマニア出場、生々しい同時多発テロ発生の日、肩の怪我、K-DOJO設立…まだまだトピックを拾いきれてない気がする。
色々ありすぎるので、日記1つ分だけパッと引用してみる。
“2000年4月1日(土)アナハイム
レッスルマニア・プレイベントで試合。朝から仕事させんなよ! 夜はしょういちが試合だったので、セコンドについた。
今回のホテルは超豪華で、ロビーにはファンがごった返している。ホテルを出ると「おい、たかっ!」と日本語が…なんだよ? どこにでも変なファンはいるんだなあ。無視して行こうとすると、アレ? DDTの高木三四郎? 本当に来たんだ。とはいえ、ガードが厳しくて接触はできず。ハイ、ご苦労さんでした。”
しょういちは勿論ショー・フナキのこと。DDT高木大社長とは当時抗争?してたんだな。
近年のスキャンダルでだいぶ見られ方が変わってしまった部分もあるけど、この本の中の熱さは色んな人に感じてもらいたい。
何時間でも読んでられる一冊。