あお/はる(日記、02/18)
遠く千葉のホテルで、酔った頭で言葉だけ並べようと思う。日記。泣くもんかと、笑おうと思ってたけれど、曲のひとつが、あなたの表情1つが心臓を刺すんです。ライブハウス最後の3公演のうち1日目、千葉で散々泣いて、ほんとうにこの世は残酷なんです、死んでおけば知らなかった大切なものをたくさん知ってしまって死ねなくなって。わたしのしらないふろあの熱気、懐かしいとは遠い感覚の中で思う。わたし、あなたになにかできただろうか。わたし、あなたの力になれただろうか。患いとしては不甲斐ない存在に甘んじされど、かわいいとか、好きとかそういった感情を超えて、生の道標として、或いは信仰としてこの1年半を過ごしてきた。たかが1年半、然れど1年半、何度も死ぬはずだった日々を誤魔化して、またねの約束だけを糧に騙し騙し生きてきた。生きていたおかげで楽しいことにたくさん出会えました。ねえおれは結果論だよって簡単に言っちゃうけれど、実はねって、あなたがいなかったら生きてたかわかんないよって打ち明けたときの瞳をおれは忘れない。大好きな瞳、悲しいも悔しいも楽しいも幸せも大好きもたくさん見てきた瞳、おれはその記憶として生きるから、ね、またうっかり生きる約束なんてしちゃったけれど、おれはまたうっかり生きてしまうのかもしれないね。あした、もしかしたら最後の特典会で、そう伝えないといけない。悔いのないように。愛する、愛した日々に後悔を残さないように。あなたは、あなたが、わたしの。あすはおれの最後のライブハウス、水戸で、あおうね。