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謝り癖はただの他責思考

こんにちは!



職場で出会ったことがある謝り癖を持つ人たち。

かくいう私も若い頃は謝り癖があり、何かにつけて謝っていました。

幸いにも自分の課題に気づくことができ、改善することがでいましたが、謝り癖を持っている人で改善できた人をあまり見たことがありません。

今まで管理職として働いてきた中で謝り癖がある人を何人も見てきましたが、あまりにも謝り癖がひどいと周りがげんなりしてきます。

「すみません」としか言わないし、「自分のせい」と自分を攻め続けるわりに、何も行動を起こさずにただただ落ち込んでしまう。

なぜこういう思考と行動になってしまうのかなと思っていたのですが、こういう謝り癖がある人は、問題の原因を自分のせいにできていないところがあります。

つまり、他責思考の持ち主なのです。



何度もいつまでも謝り続ける


謝り癖がある人は何度もいつまでも謝り続けます。

なぜなら、ミスのたびに改善を行わないことで、繰り返し繰り返し同じようなミスをしてしまうからです。

ミスの改善はそう簡単にできるわけではないものの、全く行動を起こさないので同じようなミスを延々と繰り返します。

さらに謝り癖がある人の言い訳で多いのが、「自分はバカだから」とか「自分はダメだから」的な自分を過小評価したり、無能アピールをするようなものが多いです。

こういうセリフを使うと、「自分はもうどんなに頑張っても改善できないから何をやっても無理」というような考えが深層心理に生まれてしまいます。

まさに、「改善につなげる行動をやらない理由」を作り上げてしまっているのです。

自分はこういう人だからという感じに変われないアピールをする人もいますが、私の経験上、人はある程度変われますし、変わろうと具体的に動いてみてから判断すべきです。

才能などは50%は遺伝で決まるそうですが、残りの50%は環境や努力で変えられると言います。簡単にできないと決めることはできないのです。



精神論じゃ解決しない


また、こういう人は具体的な解決策を作らず、気をつける程度の精神論の解決策に任せてしまいます。というかまったく具体的な解決策を作らない人も多いですが。

一般的に問題解決を行う場合は

ミスをする→原因分析→具体案を作る→行動→修正→行動→改善(改善できなければ再度修正)

というふうなプロセスを辿ります。

しかし、謝り癖がある人は「頑張る」や「注意する」や「気をつける」みたいな精神論でどうにかしようとして、具体的な改善策となる行動目標を作ろうとしません。

基本的に意志の力に頼っても行動を変えることはできず、改善はできないので、対策を何も講じていないのと同じになり、周りから見ると改善する気がないとみなされてしまいます。

そのうちやる気がないとか性格が悪い的な変なレッテルを貼られることになりかねません。

また、謝りすぎると周囲が消耗してしまいます。謝る姿を何度も見せられるのはあまり気持ちのいいものではありません。どんどんフラストレーションが溜まっていきます。

そうするとやがて、周囲の人たちは呆れて、期待されなくなり、見放されてしまいます。

新しい仕事も割り振ってもらえなくなりますし、成長の機会を与えてもらえなくなるかもしれません。



自分が変わるしかない


また、他人を変えることはできないため、周囲が変わることを求めたり、わかってもらえるまで待とうとするのは間違いです。

何かずば抜けて優秀な能力があって、それで周囲にメリットを与えることができていれば望みはあるかもしれませんが、謝り癖を許容してもらうことは難しいのです。

結局は変えることができるのは自分だけです。ミスが大きくなる前に、まだ挽回できるうちに自分を変化させて、同じ過ちを起こさないように改善しなければなりません。

自分以外の何かどこかに責任を求める他積思考をやめて、自分の内側に目を向けて自責思考で動かなければ、問題は何一つ解決しません。



自責思考を身につけ、謝り癖をなくしていく


謝り癖を直そうとするのならば、その癖が周囲にどのように影響を与えているかを理解しなければなりません。

そして何かミスをしてしまった時は、ミスを起こした時、自分のどのような考えが根底にあり、どんな行動に問題があるのか?という問題の真因を突き止めて、自責で受け止めなくてはなりません。

そして真因を受け止めたら、具体的にこうすれば改善できるかもと仮説を立てて、具体的な行動目標を決めて、実際に自分の行動を変えなければなりません。

100%自分のせいにすることは簡単なことではないし怖い面もありますが、自分の欠点を放置して生き続ける方が何倍も怖いことです。

歳をとると謝るだけでは逃げられない状況も起こるかもしれませんし、気分で仕事をしてしまっては、周りからの評価も低くなり、働く場所もなくなってしまうかもしれません。

そんな状況を回避するために、謝り癖は治せるうちに治し、反省の気持ちををしっかりと行動で見せることができるようになるべきです。

そうなることができれば、人生が前に進み始め、充実度もより高くなっていくと思います。


謝ってもことは解決しません。行動で解決しましょう!


それでは、今回はこの辺で!






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