学びになるブラック企業もあればならないブラック企業もある
こんにちは!
今度うちの専門学校の学生がインターンに来てくれる事になったんですが、先日事前の面談を行いました。
その時に色々と話し、進路についても聞いてみたんですが、その時にすごい言葉が出ました。何と言ったかというと
「ブラックな職場で働きたい」
です。
「すす、すごいね…」とびっくりしました。
まだ二十歳そこらなのにこんな事言うなんて、だいぶ変わっているなあと思いましたが、若いうちに厳しい環境に身を置く事で、精神的にも体力をつけたいとの事。いたく感心しつつも、自分もそんな事を常日頃から思っているし、今も長時間労働やっているわけですが。
個人的にブラックに対してはそこまで悪い印象はなく、要は使い用じゃないかと思うんです。ブラックだからと言ってなんでも否定していいってもんじゃないと思いますし、捉え方によってはブラックにもメリットがあると思っている派です。(メリットがあるブラックをブラックと呼ぶのかはわかりませんが)
そして感心しつつもこう答えました。「メリットがないブラックな職場で働いても意味がないから、そこらへんは学びのあるブラックな職場じゃないといけないよ」と。
ブラックにもメリットはあるものの、ちゃんと考えて就職しないと真のブラック企業に就職しかねないので、危うさも感じたわけです。
面談が終わってから色々と考えたんですが、改めてブラックな職場にも色々とあって、学びになるブラックもあれば、ならないブラックもあるなと思い、その違いは具体的になんなのか?を考えていました。
やはりブラックにも多面性はあり、良い面もあれば悪い面もあります。いくつかのブラックの特徴と、その特徴の良い面と悪い面を見ていきましょう!
その①ハラスメント上司
まずハラスメント上司に関してです。
最近は何でもかんでもハラスメント化されてて言葉遊びみたいになってまして、パックンマックンのパックンことパトリックハーラン氏はハラスメントのインフレーションが起きているなんておっしゃってました。
その数多のハラスメントにおける元祖と言うべきパワハラが横行している企業はまだまだ多いんじゃないかと思います。パワハラ以外にも最近はモラハラやロジハラなんてのもあります。
そのハラスメントの良い面と悪い面を見ていきましょう。
ハラスメントの良い点悪い点
🔷悪い点
理不尽であり、ストレスを感じる。
ストレスを感じることで相談や連絡、話しかけること自体ができなくなり、コミュニケーションが取れず仕事にならない。
人間不信になったり、うつ病などの病気に発展する可能性がある。人間関係が原因で自殺する原因にもなり得る。
🔷良い面
反面教師にできるので、参考にさせてもらって自分が同じ過ちを起こさないようにできる。
ハラスメントを受けた人の気持ちがわかるので、共感してあげたり自分がハラスメントを起こさないように気をつけることができる。
受け流す技術を身につけるための良い練習台になってくれるし、受け流す技術を身につけることができればメンタルが強くなる。
こんな感じです。ハラスメントについては結構辛いものもあるので、あまり頑張りすぎないようにしたほうがいいと思います。やばくなったらすぐ逃げましょう。
セクハラに関してはほとんど良い点はないと思うので、耐え抜く必要性は皆無です。
その②長時間労働
次は長時間労働についてです。
労働基準法においては1日8時間とされていますが、やばい職場は1日16時間くらい余裕で働かせられます。いつ寝てるんだろうか?というくらい早朝から晩まで働かされていることも。
私も以前は1ヶ月400時間くらい働くこともあり、休みも三ヶ月くらい取っていない時もありました。
さすがにやりすぎており、仕事のパフォーマンスも落ちまくっていましたが、当時はそんなことに気づかず気合いで頑張っていました。
ちなみに、今となっては月の労働時間も休みも制限されていますし、有給の取得まで義務付けられています。
こんなあまり意味のなさそうな長労働時間にも良い点と悪い点はあります。ちょっと見ていきましょう。
長時間労働の良い面・悪い面
🔷悪い点
疲れる。そして体を壊す。
体力がなくなると精神的にも余裕がなくなってくる。
必然的に睡眠時間も減ります。あまり寝ていない状態というのはお酒を飲んで酔っ払っている状態と変わらないほどパフォーマンスが落ちるという実験結果が出ているので、仕事で成果が出せなくなる。
🔷良い点
長時間働くことで自分の限界値が上がり、体力がつきます。
自然と断食できるようになり、食欲のコントロールが効くようになる。(個人的感想)
超☆営業思考という本の中でも、自分の限界を突破して頑張った経験があると、自分の限界値が上がり、その後の人生で多少の無理がきくようになるそうです。
私も以前超長時間労働をしていたおかげで、休憩なしで10時間働き続けても精神的にも体力的にも余裕で働くことができます。むしろ今日はファスティングするからという日は、自分から休憩を取らないこともあります。
良い点が感じられないブラック企業の特徴
物事には多面性はあるとはいえ、ほとんど良い点がない特徴も存在しますので、列挙していきます。
①給料が安い
シンプルに不満がたまりますし、自己投資もできません。お金もたまりませんし、その分精神的な不安もつきまといます。
いざという時にお金がないと大変な思いをすることに。
②残業代をもらえない
残業でお金がもらえないと、気が抜けてだらけてしまうので仕事になりません。
③倫理観がおかしい
愚痴や悪口、不倫が横行していたり、法律に反するようなことをやっているような企業に働くメリットはありません。ストレスに感じるだけならまだしも、自分が染まってしまう可能性もあるので、犯罪者になる前に辞めましょう。
なんでもそうですが、やっていいことと悪いことがあります。やばい職場に当たった時は躊躇なく逃げましょう!
さて、いくつかブラックの良い点と悪い点がある要素や、悪い点しかない特徴をご紹介してみました。
一般的にブラックというと否応無しに悪者という扱いですが、要素によっては学びになる部分もあります。
苦境や逆境で耐え抜く経験はここ一番で踏ん張る力を得ることにも繋がりますし、踏ん張る力を得ることができれば、いつか壁にぶち当たった時に、乗り越えられる可能性が出てきます。
耐えるべきではない痛みや苦しみもありますが、耐えた方が良い痛みや苦しみもあります。
そのブラックがどのようなブラックかをしっかり判断して、考えて行動していきましょう!
簡単に逃げ出していると逃げグセがついてしまって肝心な時に逃げることになってしまうんで気をつけてくださいね〜!
それでは、今回はこの辺で!
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