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「偉くなりたくない」が持つ意味

こんにちは。



最近よく「偉くなりたくない(昇進したくない)」という人が増えたような気がするのですが、そこについてちょっと危機感を覚えています。

部下を持つ管理職のみなさんも感じたことはあると思うし、今部下の立場にいる方の中にも偉くなりたくないと思っている方はいらっしゃるんじゃないでしょうか?かくいう私も若い頃は偉くなりたくないとまではいかなかったものの、昇進に関してはあまり頓着がありませんでした。

しかし、偉くならないということは一般社員のままでこの先過ごしていくことになります。実はこの人生設計、後々厳しい状況に陥る可能性が高いのです。

今回はそこら辺を深掘って話してみようと思います。



今回参考にしている考えは株式会社識学の「識学」という考え方です。

株式会社識学代表の安藤さんはこちらのnoteでも執筆をされているので、興味がある方はぜひフォローしてみてください。私の投稿を読むよりも大いに役立つと思います。(人によっては異論もあるようですが、ぜひフラットな目線で見てみてください)



ではいきましょう!


「偉くなりたくない」と言うことはどういうことか?こちらを識学では3つの観点から説明してくれています。順番にご説明していきます。



①偉くなりたくない=会社に貢献したくないという考えになる


まず偉くなるということはどういうことか?を分解していきましょう。

偉くなるということはつまり昇進するということです。昇進するということは会社内での評価が高いから昇進するわけです。

評価が高いということは、会社において成果を出したり、活躍したりできているということです。

成果を出したり、活躍したりできるということは会社に対して貢献できている状況と言えます。

会社に貢献する、その結果として昇進などを経て偉くなっていくというわけです。


これを逆に考えると

偉くなりたくない→昇進したくない→評価を高くしたくない→活躍したり成果を出したくない→会社に貢献したくない

となるわけです。


会社員の最大の目的の一つとして「会社の利益を最大化すること」がありますが、この部分を無視することになるわけです。

会社の利益の最大化と言われるとちょっと分かりにくいですが、要はお客様の満足度を高めることを無視して働くことにつながります。もしくは「お客様の満足度はほどほどでいいや〜」というマインドで働くようなものです。


自営業でこのようなマインドを持つのなら構いませんが、会社組織は個人のものではないので、そのような考えを持つことは基本許されません。



②管理職になりたくない人は他責思考の持ち主


管理職になりたくない!という人は多いとおもいます。というかほとんどの人がそう思っているのではないでしょうか?

なぜそのような思考になるのか?

多くの場合、今まで見てきた管理職に対する悪いイメージから、そのような考えに至るのだと思います。具体的には長時間労働や上司部下に挟まれて苦労している様子を見て「こんなに管理職で苦労するのなら昇進なんてやめておこう…」という考えになるのも無理はないのかもしれません。

メディアでは長時間労働やストレス環境下における管理職の自殺などがしばしば取り上げられており、管理職=激務というイメージがついてしまっています。


しかし、「今まで見てきた管理職のようになりたくないので管理職にならない」というのは究極の他責思考とも言えます。

なぜなら、今までの上司とは違う上司になる権利を誰もが持っている中で「管理職とはああいうもので、自分は変えることができない」と考えるのは、自分ができない要因を全て環境のせいにしているとも言えるからです。

そもそも、今までの上司がなりたくない上司像であるなら、自分が上司になった時に自責にとらえ、上司像を変えていけばいいだけの話です。


なりたい上司に簡単になれるわけではないですが、学びや努力から逃げながらわがままに生きることは、子供のまま歳をとり続けるということです。そのままだと、人生は必ずハードモードに突入するということを忘れてはいけません。



③一生プレーヤーであるということは市場価値を下げ続けるということ


偉くなりたくないというあなた!40~50代のプレーヤーを見てどう思いますか?こうなりたいと思うでしょうか?また、自分がそうなるとして、未来に期待ができるでしょうか?


実は、歳を重ねてプレーヤーでいることには非常に大きなデメリットがあるのです。

まず前提として多くの仕事においてプレーヤーは若くて頭の回転が早くて、体の動きが良い方がいいのです。これらの条件は歳を取ることで確実に失われていきます。

このことからもわかるように、プレーヤーのままで歳をとるということは市場価値が下がるということです。

プレーヤーとして誰にもできない技術を極めていくのなら歳をとっても市場価値は上がり続けますが、そうなれるのはほんのひとにぎりです。


どこかのタイミングでマネジメント(組織をマネージ、または人を使って成果をあげる)スキルを身につけないと市場価値は上がりません。

特に40~50代といえば家庭を持ち、子供も大きくなり、一番お金が必要な時期です。そんな時期に市場価値を下げてしまっては、生きていくことが非常に困難になっていきます。

プレーヤーを脱して、管理職のスキルを身につけていくことが今後必ずプラスになっていきます。



偉くなることは人生にとってメリットでしかない


何か目的があって戦略として偉くならないという決断をするのであれば良いのかもしれませんが、逃げとして偉くならないという選択をしてしまうと人生がどんどん不幸になっていきます。

積極的に正しく学び、経験を積んでいくことができれば偉くなることは人生にとってプラスにはたらきます。

また、どうせ責任とるのは自分だからといった考え方もよくありません。

プレーヤーのままの年長者が近くにいると、若い社員も気を使うことになり働きにくくなっていくので、自分だけの問題ではなくなってくるのです。


不安な面も多いかもしれませんが、やったことがないことが本当に辛いかどうかなんてわかりません。あくまで想像の中だけでしか考えることができないのです。

いつからでも遅くはないので偉くなるための努力を選択し、実行してください。



それでは、また!

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