なぜあなたはいつも「時間がない」のか?【理由3選】
こんにちは!
仕事において、「時間がない」という感覚、湧いたことがありませんか?
🔷スケジュールは余裕を持って立てたし、十分に時間はあったはずなのに、間に合わなかった。
🔷いろんなタスクが入ってきて、まだ始まっていないけど、仕事が間に合う気がしない。
🔷とにかくいつでも時間がな気がする。
🔷そしてなぜ仕事が間に合わないのかわからない。
スケジュールをこなしてもいないのに、時間が不足している感覚を持った経験は誰しもあるかと思います。私も、以前仕事ができなかった時代は、常に時間が足りない感覚に襲われていました。
スケジュールがあってもなくても、常に時間がないと感じていました。
そしてこの時間が足りない感覚のことは時間飢饉と呼ばれます。
時間飢饉に陥ると、本当は時間があるのに「時間はない」と思い込んでしまう、認知の歪みによって引き起こされます。認知が歪んだ結果、時間が不足しているという間違った感覚を持ってしまいます。
時間があるということを様々な要因によって「ない」と勘違いしてしまうことになります。
というわけで今回は、この時間飢饉がなぜ起こるのか?その理由を三つ抜粋してお話ししていこうと思います。
その理由とは以下の三つです。
①ストレスや不安が多いと時間飢饉に陥る
②タスクが増えると時間飢饉に陥る
③難易度高めの仕事を任された時、時間飢饉に陥る
それでは、詳しく見ていきましょう!
①ストレスや不安が多いと時間飢饉に陥る
一つ目はストレスや不安が多いと時間飢饉に陥るです。
あまり関係ないようにも見えますが、日頃のストレスや不安、時には不満があなたを時間飢饉に陥れます。
日頃失敗が多い。
スタッフ同士で対立構造が出来上がっていて、そのせいでストレスが絶えない。
上司と顔を会わせるたびに、何かしらの理由をつけられて怒られる。
プライベートにおいてパートナーとうまくいかず、ストレスがかかっている。
このようなストレスを生む要因すべてが、あなたを時間飢饉に陥れます。
以前、不安や不満が脳のワーキングメモリを圧迫するとお話ししました。日頃の上記のような小さなストレスが積み重なり、あなたのワーキングメモリを圧迫し、「考える」為のスペースを奪ってしまいます。
ろくに「考える」ことができなくなることで、タスクの整理もできませんし、あなたの仕事のスピードは極端に遅くなってしまい、タスクを処理することができなくなります。
結果的に予定よりも仕事が進まず、このままでは間に合わない!と余裕がなくなってしまい、焦りと不安がどんどん大きくなります。
そして「間に合わないかも」という感覚が大きくなりすぎることで、認知の歪みを引き起こし、時間がなくなったような感覚に陥ってしまいます。
②タスクが増えると時間飢饉に陥る
二つ目はタスクが増えると時間飢饉に陥るです。
タスクが増えるということは、やるべきことが増えるということです。
実際はまだスケジュールをこなしていないし、タスクの分解ができるにもかかわらず、見た感じのタスクの多さに、印象だけで焦り始めてしまいます。
焦り始めるとワーキングメモリがその焦りに占有されてしまうので、よく考えればこなせるボリュームのスケジュールだとしても、「やることがたくさんある〜!!」と焦って過剰反応してしまいます。
そうなると雪だるま式に不安が大きくなり、「時間が足りないんじゃないか?」という錯覚を起こしてしまい、結果、時間飢饉に陥ります。
③難易度高めの仕事を任された時、時間飢饉に陥る
三つ目は、難易度高めの仕事を任された時、時間飢饉に陥るです。
難易度高めの仕事の中でも特に、初めてやる仕事だったり、自分のコンフォートゾーンの外のレベルの仕事を任された時、時間飢饉が起こりやすくなります。
これも②と同じく、与えられた仕事を印象だけで捉えてしまうことで起こります。
①と②まではメンタルが弱めの人が陥りやすい理由ですが、難易度高めの仕事を任されると、メンタルが強い人でも焦って時間飢饉に陥ることがあります。
ではなぜ時間飢饉が起こってしまうのか?
それは、与えられた仕事の「難しい」という第一印象だけを拡大解釈して、実際に自分ができるかどうか関係なく、実際よりも難易度が高いと勘違いしてしまうことで認知の歪みに繋がってしまうからです。
例えば、表面上は非常に難しく見える仕事だったとしても、その仕事の内容についてよく考えたり、調べたり、落ち着いてタスクを分解すれば達成可能な仕事であることがほとんどです。というか、振られる仕事のうち、大抵の仕事はちゃんと考えればできる仕事です。
しかし、難易度高めの仕事を目の前にした時に、達成できるかどうかの不安が生まれ、その不安にフォーカスし過ぎてしまい、焦りがその不安を更に大きくしていきます。
するとその不安で頭がいっぱいになり、落ち着いてその仕事のことを考えることができなくなり、達成困難な仕事だと認識してしまいます。
すると、こんな達成困難な仕事は時間がいくらあっても足りないという勘違いを起こし、時間飢饉に陥るのです。
時間飢饉に陥る人は、バイアスにとらわれやすい人
というわけで今回は、この時間飢饉がなぜ起こるのか?その理由を三つ抜粋してお話ししました。
その理由とは以下の三つです。
①ストレスや不安が多いと時間飢饉に陥る
②タスクが増えると時間飢饉に陥る
③難易度高めの仕事を任された時、時間飢饉に陥る
時間飢饉とは認知の歪みによって引き起こされます。
それゆえ時間飢饉は、メンタルが弱かったり、バイアスにとらわれやすい人が陥りやすいとも言えます。
そして、時間飢饉に陥って時間がないと言っている人は、実はたいして忙しくないことが多いんです。
実際は、時間がないと思っている人も、あると思っている人も、持っている時間の量は変わりません。むしろ、時間があると思っている人の方がより効率的に動き、より多くの仕事をこなしています。
なので、時間がないと言っている人は安心してください。時間がないのは錯覚で、落ち着いて考えれば時間はたっぷりあるのです。
今後どのようにしてその時間を生み出していくかについてもお話しできればと重ています。
それでは今日はこの辺で!
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