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#35《登校拒否》水泳授業スタートと母の不調

学校のプール授業がスタートした。

ちょうど暑い日だし、それはそれは気持ちいいだろう。
男の子くんも、
「入りたい」
との意思表示。

プールバッグを持って、水泳授業が始まる前に登校する。

学校に到着すると、中休みでちょうどみんなが着替えるところだった。

ナイスタイミング👍️
と思ってるのは母だけだった。

男子と女子で教室を分けて着替えていて、
3クラスの男子がひとつの教室に集まってるところだった。

廊下にいると先生が
『おはよう!プール入るー?』
と聞いた瞬間に
「入らない」
と首をふる。

先生『えー、プールバッグ持ってきたのに?』
母『え!入りたいって言ってたじゃん?』

先生は即座に
『そしたらさ、みんなが着替え終わったらプールに移動するから、その後に着替えて、来れたら来なよ。
水着の上にこの服着てていいしさ。』

男の子くん
「うん、そうする。」





先生、プロだな。

そうか、男児が大量に密集してるところで着替えるのが嫌なのか。


洋服の下に水着を着て、
普通の装いになって安心してるけど、
頭には水泳帽をちゃんとかぶってる(笑)

そんな、洋服に水泳帽の装いで、
プールサイドでしばらく眺める。

みんながシャワーを浴びる。

母はチャンスと思い、男の子くんの服を脱がせてシャワーへ行かせる。

「え~」
とか言いながら笑ってるし、大丈夫そう。
(面倒なヤツだな笑)

でも、みんなが入るプールへはなかなか行けない。


少しずつ近づく。
(目立つのが嫌とか言ってるけど、一番目立ってる笑笑笑)

でも、先生が『入る?』と話しかけると首をふる。

なんじゃそりゃ。
入りたくてウロウロしてるくせに。
(本当に面倒なヤツだ。)

プールの隅っこで脚を浸ける。
そーっと、そーっと、身体を入れる。
肩まで入る。
頭の先まで全部潜る。
バシャバシャ泳ぐ。

とっても楽しそう。
(良かったね、入れて。)


男の子くんがやっとプールに入れたところで、
水泳授業を続けるには気温が高くなりすぎて、
水泳授業は残念ながら途中でおしまい。

男の子くんも残念そう。


でも、この残念な気持ちがあって良かったのかも。
男の子くんは、次の水泳授業は最初からみんなと参加する!
と宣言している(笑)


男の子くんを主役に書くと、平和に(?)水泳授業を受けられた。と言う話なんだけど、、、

母はしんどかった。。。

炎天下の登校、
水泳授業の見学、
もちろん日陰にいたし、
立ってるだけ。


プールを終え、
一緒に給食。
(私はお弁当)
その給食を取りに行くタイミングを待ってる。
(繊細な男の子くんはみんなが取り終わって最後じゃないと教室に入れない。)
私は廊下で立って待ってるのもしんどくなってきた。

体調が良くないと
心も弱くなる。

急に
平日の12時過ぎに
小学校の廊下で立っているのが
どうしようもなく悲しくなってくる。

どうして私はここにいるの?
男の子くんはどうして他の子達みたいに出来ないの?
これはいったいいつまで続くの?

よくすれ違う先生。
いつもはなんとも思わないのに、

“私ってどう思われてるんだろう?”
なんてふと思う。

こんな心境の日はもちろんマイナス思考だ。
「いつまで付き添いしてんだ?」
「また来てるよ。」
「甘い親だな。」
「かわいそうに。」
(↑勝手な被害妄想。誰もそんなこと思ってない。)

ため息が出る。
泣きそうになる。

給食(私はお弁当)を食べ終える時間になると
頭痛がしてきた。

軽い熱中症か?
そういえば昨日から咳が出てるしな。
弱ってるな、身体も心も。

今日は最後までいられそうにないので、
男の子くんにお願いして、
課題を早く終えてもらい帰ることに。

帰宅後、横になって
少し眠る。

頭痛は続く。

弱気も続く。。。


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