見出し画像

嫌われものは私の好きなもの

朝、薄暗い中で屋根にあたる雨音に起こされる。
(うちは屋根と居室空間に隔たりがないため、雨音がよく聞こえる)

やった。と心でぐっとしながら外に出る。
雨があたらない軒下のプランターをそっと前に出す。
そして畑パトロール。

雨にぬれたやさいたち。
葉だけでなくて土もしっかり水を含んでる。
小綺麗な畑ではないけど、
昨年より育ちが良さげな葉物たちをみると嬉しくなる。

お天気が良いときの畑も好き(というより畑仕事ができるのは晴れの日)だけど、雨にぬれてる畑は不思議なくらい見入ってしまうほど、なんだか落ち着く。

8月に種をおろしたのらぼう菜がいい感じで育ってくれている
お味噌汁に重宝するつまみ菜(大根の葉部分を主に食べるもの)
奥が早池峰菜、手前が飯田菜。間引き菜をお味噌汁に。
脇にあるのはそら豆

冬、その日食べる分を摘んでお味噌汁や鍋の具に。
育ち具合がまちまちな固定種や在来種の野菜が家庭菜園にはとても合う。
今年は色んな種をまいたから、ちょこちょこと色んなやさいを食べられたら嬉しい。

やさいが育つには水が必要だけど、
秋は乾燥しやすいし、秋晴れが続くとちょっとハラハラ。
(水管理は基本天候にお任せしているので)
だから、雨はやさいのお世話をする上でとても嬉しい存在。

でも、それ以上に布団の中や飲み物を飲んだり、本を読みながら聴く雨の音、写真のような雨の中の畑の様子は、とっても落ち着く。

職場で交わす会話では「雨いやだねー」なんて、よく聞くけど、そんな悪いものじゃないよと思う。

嫌がられることが多い雨だけど、
食べ物をつくるためには必要な雨、
ちょっとした休息をもたらしてくれる雨、
私の中では割と好きなもの


いいなと思ったら応援しよう!