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縁起物食材!沖縄の【田芋】
はいたーい!沖縄料理研究家 宮澤かおるです。
あっという間に大晦日ですね!
毎年12月が一気に時間が過ぎている感覚があります。年賀状を印刷しながら
現在・・・こちらのコラムを書いております(*'▽')
なせが
大晦日にやる気スイッチが入り、
お正月の重要食材を伝えたい!と思い、、、
コラムを書きはじめた次第です♪笑
そんな訳で、今回は
沖縄の旬食材田芋(タイモ)の魅力をご紹介します。
田芋は、親芋から子芋がたくさんできるため、子孫繁栄や縁起物とされ、沖縄ではお祝いやお正月などハレの日に欠かせない食材。歴史や主な栄養素、どんな料理として食べられているのかなど、詳しく解説します。
■田芋の名前は?!
田芋は「水田で栽培される」ことから、別名【水芋(みずいも)】、沖縄方言では、地域によっても異なりますが、ターンムやタームと呼ばれています。タームとは・・・なんとも可愛らしい名前ですね♪
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■田芋の原産国は、亜熱帯地域!?
沖縄県が琉球王国という一つの国だった15世紀頃から親しまれている田芋。
王様への献上品だったという文献もあり、琉球時代の初めは庶民ではなく、位の高い方が食べていたことがわかります。当時、中国や台湾から伝わったとされますが、原産国は、インド東部・ネパール・マレーシアなど亜熱帯地域で、現在でもその国々では定番野菜として食べられています。
■田芋の生産地や、美味しい旬は!?
田芋の生産地は、沖縄県内でも昔から水が豊富な宜野湾、金城町などで栽培されています。旬は11月~3月ですが、お正月に必須食材のため、12月が出荷のピーク!大晦日に買うお正月食材ですね。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68847141/picture_pc_8d969c77a46cdf018639f9bae12d6b31.jpg?width=1200)
■なぜ加熱後の田芋が販売されるのか!?
水田栽培のため、生のままだと傷みやすく、えぐ味のシュウ酸カルシウムを含み、十分なアク抜きが必要なため、加熱処理後の田芋が市場に出回っています。私自身も生の田芋に出会ったことがない・・・
来年こそは、
生の田芋に出会いたい!!(*'▽')♡と
思っております♪
■田芋の主な栄養素
田芋の主な栄養素はカリウムで、100g中290㎎含まれています。カリウムは余分なナトリウム(塩分)を体外に排出する働きがあり、高血圧症予防にもよいですね。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68847208/picture_pc_d5fda71c54ca914ccf0050b946692680.jpg)
■田芋料理
見た目は里芋に似ていますが、煮崩れしない、独特な香りがするのが特徴です。沖縄で食べられている田芋料理をご紹介します。
●ドゥルワカシー
[だし汁で練り上げた上品な伝統料理]
●揚げ田芋
[素揚げした田芋を甘辛のタレにつけた1品]
●田芋田楽
[茹でて潰した田芋を砂糖を加えて練ったもの]
●田芋パイ
[田芋餡をパイシートに包んで焼いたもの]
などがあります。
今が旬の田芋!まだ食べたことがない方は、
旬の時期にぜひ食べてみてくださいね~!
以下のサイトでも田芋料理をご紹介しています。
田芋と海老団子の揚げあんかけ
https://shokuzenlab.com/recipe/seasons-harenohi-okinawanyam-shrimp-dumpling/
こちらも合わせてご覧くださいませ~♪
■参照
文部科学省 日本食品成分表(八訂)2021年版
2021年
たくさんご覧くださり
ありがとうございました!
来年も沖縄の食情報を配信していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
沖縄料理研究家
宮澤かおる