父親289日目:手づかみ食べの練習中
離乳食がスタートして5ヵ月。
離乳食後期と呼ばれる段階で、けっこう色々な食材が食べられるようになってきたし、咀嚼も上手になってきた。
そして、我が家の息子君は次のステージに入ろうとしている。
それが「手づかみ食べ」
ゆくゆくはスプーンやフォークを使うようになり、箸を使うようになって、大人と変わらない食事スタイルになっていくのだろうけれど、その第一歩の手づかみ食べ。
これまでは親がスプーンを口に運んで食べさせてあげていたところから、食べ物を手でつかんで自分で食べる。
精神的には、この段階が一番大変なんじゃないかと思っている。
と、いうのも、
離乳食を食べさせるのも、実は結構大変。
食べる食べないはさておき、食べている最中も口からこぼれたり、そんな口元を手で触ったり、指をしゃぶったり、くしゃみをしたり・・・ようするにあちらこちらがベトベトになるのである。
毎回ではないけれど、機嫌が悪い時なんかは、食事への集中力がないから、ますます散らかりがひどくなる。親が慎重に食べさせていても、これなのだから、自分で食べるとなると、輪をかけて散らかるのではないかと思っている。
そんな恐れ?もあって、手づかみ食べを先延ばしにしていたのだけれど、先日からゆるやかにスタートした。
メインの離乳食自体は親が食べさせているのは、これまで通りで変わらないのだけれど、食後に赤ちゃん用のおせんべいをあげるようにして、そのおせんべいを息子君に自分でつかんで食べてもらうようにしたのである。
おせんべいなら、落としても掃除がそんなに大変でもないと思ったのと、好きな大きさに割ることができて、息子君の食べやすいサイズに出来るというメリットもある。
最初は、中々自分でつかもうとしなかったので、普通におせんべいを口元に持って行って、食べさせていた。
おせんべいのお味が気に入ったのか、口元に持って行くと、大きく口を開くようになった。そこで、私はおせんべいを口元までは持って行かず、少し手前で見せるようにした。すると、息子君は自らそのおせんべいに手を伸ばしてつかむようになり、自分でガジガジと齧るようになってきた。
そのようすはリスやハムスターがヒマワリの種なんかを頬張るようで可愛い。
まだまだ練習中なので、距離感があわず手ごと食べようとしたりしているけれど、それもまた微笑ましい。
こうやってお互いにやりやすいところからスタートして、ちょっとずつ出来るようになっていけばいいわな。食事を一緒に楽しめるように。