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16冊目


“時間が解決してくれる。そんな言葉は聞くけれど、時間は早送りできないし、一秒は長い。今辛いのに、時間は同じ速さでしか流れてくれない。そうじゃない。今、助けてくれ。今、救ってくれ。今、辛いんだよ。今、悲しいんだ。 と、頭を抱えているわたしが、 「100冊の本に救いを求める。」 noteを開設しました。 ”

そんな、こころの叫びからはじまったこのnote!
本日は16冊目。
グリーンフィンガーズの箱庭(穂坂きなみ/イースト・プレス)
を読みました。
 

 
最近はいろんなマンガがSNSで宣伝されていて、そこから話題になり、人気に火がついて…という作品が多くありますよね。グリーンフィンガーズも、X(ツイッター)で見かけて気になっていた作品でした。

 
まず、絵柄がきれい。超好き。
植物が多く出てくるので作画が大変なんじゃないかなあとぼんやり思いますが、どのページを切り取ってもほんとうにきれいです。そして、泣ける…。ぱつっと突然大号泣みたいな涙ではなくて、やさしい涙がじわじわとこみ上げてほろりとするような涙です。
 

必ずしもすべてがハッピーエンドじゃないところが心に沁みる。
けれどバッドエンドというわけでもなく、そうやって生きていくんだよね、というか、なんというか。
上手く言えないけど、やさしい世界。お湯に浸かってるような、じわじわとしたあたたかい気持ちになる一冊でした。こういう本はやっぱり、紙の本でもっていたいなと思ってしまいます。

100冊の本に救いを求める 16冊目POP

 



ところで、“みどりのゆび”というと、あの児童書が思い浮かびます。読み返したくなりました。


 
こっちの“みどりのゆび”も有名だけど、そういえば読んだことなかったなあ

 

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