「買い替えようかなぁ、、、」 新機種が発表されるたびに、いつも呟く。 毎回本気で買い替えを検討しているような顔つきで検討する彼に、 「前もそんなこと言ってたよ?」と言うことは控えた。 代わりに「新しいもの好きめ」と呟く私に、聞こえたか聞こえてないか、気にせずな顔つきのままスマホで彼はガジェット情報をスクロールしていく。 「……….おれ、去年も一昨年も、買ってないじゃん」 ワンテンポ遅れてポツリと呟いた。聞こえてたのね。 「わたし、去年も一昨年も、聞いたけどね」 あ〜、言っち
ついこの前、中高時代の友人について行く形で骨格診断と顔タイプ診断というのを受けた。 以前、証券会社から制作会社にジョブチェンジをした際に仕事着がスーツから私服(しかもかなりラフめ)に変わったことで、「スタイリストの買い物同行」というサービスを受ける際にパーソナルカラー診断と簡単な骨格診断を受けたことがあった。 その時の骨格診断は3タイプで ・ストレート ・ナチュラル ・ウェーブ が巷でよく言われているもの。 細かい話は省略するが、今回受けた骨格診断は7タイプとそれを更に細
この2日間、占いの結果ばかり頭にこびりついていた 『てめえの人生はどこなんだよ』 深夜の通話中、友達の言葉でやっと目が覚める これはいつかの私のための備忘録 こんな26歳夏があったということ 恥丸出しで、決してまっすぐじゃない 友人の結婚式のWEB招待状が届き、家族同然の同棲生活を営む親友もいる中で 生まれた時から変わらぬライフステージの象徴『実家の1人部屋のベッド』から仰向けでスマホに書き殴る いつのまにか、恋愛の失敗を極端に恐れて 自分の気持ちを真っ直ぐに育てるこ
googleのドキュメントに残っていた21歳の時の文章 ______ 「めぐのガツガツしたところ、すごくいいところだと思う。だから、これからも絶対に芝居を辞めるなよ。」 当時十三歳の未熟な劇団部員の私に当時二十一歳の先輩部員の理央さんが言った。 それから八年が経った。「めぐ、変わらないねぇ。」理央さんはしみじみとつぶやき、ビールを飲み干した。目の前の理央さんはいまや有名劇団員女優だ。この八年の間に拠点を海外に移し、ニューヨークで演劇を学び、日本に戻って入団した。諸々が
空気が読める美しいオトナに憧れた。 ‟プロフェッショナルな技術を持つ人” 以上に ‟人を楽しませられる人” に憧れた。 そんな私が、もし生まれ変われるなら 芸妓さんになりたい。 もちろん、会ったことも祇園のお店に行ったこともない。 びっくりするくらい自分の体感に無いけれど、とにかく妄想で憧れている。 京都祇園についてのソースは全てこの本。 割と事細かに書かれている。 体に文化を馴染ませ、宴席のプロとしてお客様を楽しませる仕事は これ以上私の憧れになりうる職業があるだろうか
何を隠そう、私は社会人1年目の夏に恋人とお別れしてから、まともに恋愛ができていない。 全く誇る事ではない。何を堂々と綴っているのか、自分でも、自分のこの厚かましさが理由の一つだと自覚している。 この恋愛難の数年間で得たことといえば、 マッチングアプリを起動して、写真だけを見て左右どちらにスワイプするべきか、瞬時に脳から右手に号令する能力が備わったこと 友人の旦那さんが見せてくれた、学生時代の仲間の集合写真から、奥端にひっそりと佇む顔立ちの整った人を、瞬時に見つけ出すことが出
_ LINE 私「今日誰かと話した?笑」 元彼「うん!Zoom飲みしてた〜」 私「いいね!楽しそう。お疲れ様。」 _その夜、元彼から着信 元彼「急にごめん、イヤホンにする、ちょっと待って」 私「うん(寝ぼけた雰囲気を装って)」 元彼「おっけ〜、イヤホン装着できた」 私「あ、LINE、なんか心配させちゃった?笑」 元彼「うん笑、誰かと話した?ってことは自分は話してないよってサインで、誰かと話したいよって意味だよねって思って」 私「ありがと笑」 _________
監督:武正晴(タケマサハル) 脚本:足立紳(アダチシン) 監督メモ 愛知県出身、明治大学文学部卒業。 在学中から映画研究会に所属し、映画制作をしていた。 工藤栄一、雀洋一、井筒和幸監督らの助監督として携わっていた。 2007年、『ボーイ・ミーツ・プサン』で映画監督デビュー 2014年、唐沢寿明主演の『イン・ザ・ヒーロー』を監督 同年、安藤サクラ主演の『百円の恋』を監督 2009年 『カフェ・ソウル』を監督 2019年 『全裸監督』を監督 コロナによる外出自粛中に自宅の