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コロナ渦/別れた男女/台詞
_ LINE
私「今日誰かと話した?笑」
元彼「うん!Zoom飲みしてた〜」
私「いいね!楽しそう。お疲れ様。」
_その夜、元彼から着信
元彼「急にごめん、イヤホンにする、ちょっと待って」
私「うん(寝ぼけた雰囲気を装って)」
元彼「おっけ〜、イヤホン装着できた」
私「あ、LINE、なんか心配させちゃった?笑」
元彼「うん笑、誰かと話した?ってことは自分は話してないよってサインで、誰かと話したいよって意味だよねって思って」
私「ありがと笑」
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元彼「課長も課長代理も単身赴任でさ、みんな自由な生活してるからいつでも飲めるんだよね」
私「みんな全国転勤だもんね、私のお父さんもそう言われてるんだろうな」
元彼「俺もそれくらいがいいのかなぁ、とか思ったりね」
私「奥さん頼みだなぁ」
元彼「課長なんか京都に家あるからさ、ほんと毎週末帰ってるんだけど、それくらいのほうが娘 2人とうまくやれるって笑ってた。」
私「たしかに」
元彼「思春期あたりはさ、一緒に生活しないほうがいいかんじするよな」
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元彼「でもさぁ貯金ないやつと結婚したい人なんかいないよ」
私「え〜 私は気にしないけどな」
元彼「それはさぁ 付き合う人とかのレベルだったら気にしないよ。でもさ結婚したい人にはそれなりに要求するものがあるじゃん」
私「まぁ、そうか」
元彼「持ち家とかさ、なんか沢山お金かかるじゃん。俺車のローンあるだけでお母さんにも妹にも 借金まみれ ってあだ名つけられてんだよ」
私「いいな こういう時に家族いると楽しいね」
元彼「今日も久しぶりに家族ラインでさ ゴールデンウィークは仕事で帰れそうにありません そしてZoom飲みで忙しくしています ってスタンプ付けて送ったんだけど、」
私「うん」
元彼「お母さんからは 生きてるなら良かった笑、ってきて、妹からは それな!Zoom飲み忙しいよね って来て、お父さんからは そうか、がんばれよ ってきた。」
私「いいね、ほっこりするね家族エピソード なんかみんな結婚とか気にする年になったんだね〜 なんか嫌だな」
元彼「意識するでしょさすがに、財形貯蓄もするしiDecoとか確定拠出年金とか!持ち株もそうだし〜」
私「御社の株は確かに優良株だしね笑」
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元彼「でも自分の好きなことをするのがいいよ」
私「そうねぇ、そう思ってここまで突き進んだしねぇ」
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彼の人生計画から着実に自分が離れていくのを感じた。
いつもそうだ。
突き進んで突き進んで、近くにいる人を遠ざける。
高校の時も大学の時も、本当に大事な人と一緒にいると
そのまま幸せの渦に落ちて、向上心がなくなってダメになってしまいそうで
一般的な幸せを、彼はもう現実的に捉え準備を始めていた。
一緒に過ごした夏は、もしかしたら幸せな家庭を持ってしまうんじゃないかと少し不安になるくらいの大きな幸せだった。
でももうそんな心配もいらない。