ストレスで食べてしまう
6月28日(日) 雨のち晴れ
本日はパーソナル6名、グループ1レッスン、オンライン1レッスンでした。
今日は食事の相談を受けました。
ダイエット中なのにストレスでどうしても食べ過ぎてしまう…。
それに対しては、色んな答えがありますが僕はあえて食べていいですよと答えました。
その方にとって(他の方にもだいたい当てはまります)問題なのは、食べてしまうことではなく、食べているものです。
ストレスでついついキャベツまるごと1玉食べてしまうんです…
椎茸をまるごと100本食べてしまうんです…
ていう方がいらっしゃったら、僕は確かに食べ過ぎですね(笑)と答えます。
ただ、お菓子や白ご飯、麺類や加工食品を食べ過ぎているならそれは食べているものが問題だよと答えます。
精製された食品や、加工食品は実は栄養価が非常に高いものです。
理由としては、糖や塩分、脂が多く含まれているから。
人は糖や塩分、脂を本能的に必要とします。
本能的に必要な理由は簡単。
自然界において、生物は肥満による健康危機よりも餓死によるリスクが圧倒的に高いのです。
太りすぎて死んでしまう野生ライオンはいるでしょうか?
人に関しても一緒。
現代日本社会においてスーパーやコンビニ、レストランなど生活の中に食事はありふれています。
昔はそんなことなかった。
塩なんて、すごく貴重なもので高価でやり取りされていました。
食うために稼ぐ
なんて言葉にリアルさがなくなるほど餓死とは疎遠な環境になりました。
でも本能的には餓死をする危機を持っている。だから栄養価が高い糖や塩分、脂を多く摂取したくなるのです。
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話は加工食品に移ります。
食品会社や外食産業は美味しく保存が効くものを提供するために商品開発をしています。
本能的に美味しいと思ってもらい、なおかつ調理の手間が省けるものを提供し売上を伸ばします。
たまに子供たちに料理を作ってあげても全然食べてくれずに、冷凍パスタを嬉しそうに食べていたりします(泣)
そこにはやはり、糖や塩分、脂が多く含まれます。
本能的に美味しいと思うものがこれで、さらに過食となると、そりゃ太ります。
だからこそ、食べているものが問題なのです。
本当の原因はストレスではなく、調理の手間なのかもしれません。
素材そのものを購入し、調理して食べる環境にあるとそこまで気にする必要はないはず。
加工食品と同等の塩分を入れる方なんていないし、
缶ジュースと同等の砂糖を調理で使う方もいないはず。
そーいうことです。
ストレスで食べたいと思うのなら、食べるものを選んでください。
なら大丈夫です。
なるべく素材の形に近いものが理想ですね。
キノコや海藻、じゃこなんかは包丁を入れることさえ少ないですね。
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先日、カンブリア宮殿でスマイルサークルという会社が紹介されていました。
ここはグランドフードホールという食のセレクトショップを展開する会社で、社長さんは食品業界に長く精通した女性。
昔、食品加工会社をまわっている時に、その先で加工会社の方が
「この食品は家族に食わせることはできない」
と言ったことにショックを受け、そこから色々あり安全な食品を扱う会社を設立したそうな。
もしかしたら、そこに置いている食品は本能的には美味しいと感じないかもしれない。
でも、現代社会においては本当に必要な食材ばかりなはず。
最近ではネットでもそういった素材から販売し、調理方法なども分かりやすく案内できるようなシステムが登場しています。
長くなりましたが、結局食べていることが問題ではなく、食べるものが問題。
そして、原因をストレスに委ねがち。
という記事を書いている横で妻がポテトチップスをポリポリ食べていました。
ええねんけどね(笑)