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7.0の憂鬱
【注意】当記事はFF14『黄金のレガシー』を楽しみにされている方向けの内容ではありません。パッチを楽しみに待たれている現役プレイヤーの皆様はこれ以上先をお読みいただかないよう、よろしくお願いいたします。
はじめに
本来こんなことは書きたくない、と思っています。
なぜなら私自身、つい数か月前までは7.0を楽しみにしていたプレイヤーの一人だったので…。でも、今はプレイする意欲があまり沸きません。4月以降、なぜかあまり熱意を持てない自分がいます。
最近のFF14運営の対応でもやもやしていたところ、下記の記事に強く共感してしまい、記録として残しておくことが大切なような気がしたので記事を起こしました。
この記事を書いている人について
私は2022年にFF14を始めました。FFシリーズは5~7、9、10、12、13をプレイしており、直近まではキャラクリの自由度で有名な別MMOをプレイしていました。が、そちらは運営のやり方に全く共感できなかった為に引退しました。
その後たまたま放映されていたしくじり先生にてFF14を知り、フリートライアルを経て暁月まで購入。プレイ歴はもうすぐ2年になります。
開始から約1年かけてメインストーリーをクリアし、パッチは最新(6.58)まで完了しています。戦闘コンテンツはノーマルしかやっていません。基本的にはライトなプレイヤーだと思います。
FF14を好きになった理由
自キャラがかっこいい!
できることが多い!運営がちゃんとしてる!人がやさしい!
という当たり前と言えば当たり前のことが、とにかく嬉しかったです。特に自キャラの造形がとてもお気に入りで、以前プレイしていたゲームではどうしてもそう思うことができずやめた経験があるので、キャラを好きになれるというだけでもとても嬉しかったのを覚えています。
自キャラと一緒に、フレンドさんとも一緒に広い世界を駆けまわって、協力しながら遊んでいけることが自分にとっての至福の時間でした。
このゲームの財産は文字通り「人」だと思っています。
違和感のきっかけ
初めて迎えるリアタイのパッチということもあり、発売日を楽しみに待つ日々を送っていたのですが、4月某日…。
グラフィックアップデートに伴うベンチマークが公開され、Xでほかのプレイヤーのみなさんの画像を見た時直感的に嫌な予感がしました。私のキャラクターはFF14で超有名だけどゲーム内に登場しないキャラと同じ顔のタイプでした。その顔タイプで自キャラのベンチマークを試した人は、みな著しく年を取っていました。ライトの加減とかそういうものではなく、明らかに骨格からして違っていました。フォーラムのスレッド数がどんどん数を増やしていくのを見て、とても怖くなりました。突然この顔が年を取った理由はわかりませんでしたが、この有名なキャラに一律合わせているのではないかという憶測が飛び交っていました。
FF14の魅力は公式キャラに魅力があることも挙げられます。ただ、プレイヤーはそのキャラが好きではあってもそのキャラになりたい人ばかりではありません。
さすがにこれはひどいんじゃないのか、と思いました。
厄介なことに自環境(PS5)では一切検証ができなかったので私はネットカフェで自分のキャラを検証してみることにしました。PS5と同じ数値でキャラを作ってみると、明らかに年を取っていて疲れた冒険者がいました。わかっていましたが、大変ショックでした。
他のプレイヤーさんとの温度差
とても悲しくてやりきれませんでした。あれだけ楽しみにしていたアップデートが、全く楽しみでなくなってしまいました。フレンドさんは変わらず楽しそうにゲームを遊んでいるのを見て、暗い話題を出すわけにもいかず複雑な心境が続きました。
とにかく数か月後には今の自キャラとの別れが確定している…というのが辛すぎて、姿を見るのも辛くプレイ意欲が消えそうでした。さらにつらかったのは自分と同じような人が他にもいて、その人たちも一律にキャラが変わってしまうことを嘆いており、何もすることができない自分がさらにつらかったです。これだけ色々な人が戸惑い、悲しんでいるのになぜ以前の顔を残す選択肢がなかったのだろう?と感じました。
本来新パッチは楽しい出来事のはずです。でも、私は楽しくない。
大多数のプレイヤーには大きな影響がないのかもしれません。かと言って声の小さい少数は無視して切り捨てられてしまってもいいものなのでしょうか。同じお金を払ってプレイしているのに…。嫌ならやめろ、ということなのかな、とも感じてしまいました。
もし別のキャラでやり直すにしても、冒険録を活用しながらゲーム内資産をまた一から積み上げていくのは時間もお金も労力もかかります。
ベンチマークがPC版だけのリリースなのも引っかかったポイントでした。
特に今回は外見に大きな変更が加わるのに、先行結果を確認できるのはPCだけ。それ以外の人はネットカフェ、もしくはフレンドさんにお願いして確認してもらう、しか手段がありません。
私のフレンドさんにはPS環境の方も多いのですが、7.0が来たらまずキャラクリからやり直させるの?というのも引っかかったポイントでした。
ゲーム業界は進歩の早い業界です。10年も前のグラフィックではとても今の流行には追い付けないのはその通りでしょう。加えて会社として新しいものを開発して利益も出していかないといけない。だからこの節目に何らかのアップデートはする必要がある。理屈はわかります。
私の中でFF14はプレイヤーと10年かけて絆を築いてきた実績があることに大きな信頼感を抱いていたので、今回の対応にはかなり違和感を感じてしまいました。
アバターの造形一つをとっても、完全に残すのは無理でも可能な限りイメージを変えない工夫はしてほしかった。もしそれが技術的に不可能であるなら、PLLにで述べられていた以前のイメージを大切にします…という文言ではなく「残すことは技術的に無理なので、かなり変わります」と正直に告げられたほうがまだマシでした。
できないことを、さもできるように告げて、結果的に全然違うのは正直なところ不誠実だと思います。
かつて運営がプレイヤーのことをことごとく無視して、どんどんダメになっていった自分の古巣のゲームを思い出しました。そこも当時は自分の居場所の一つだったし、今でもリアルでつながりのあるフレンドさんもいます。アバターは単なるデジタルデータではなくて、思い出を宿した自分の分身のようなものでした。FF14でもその気持ちは変わりません。運営もそうならないよう、願うばかりです。
運営に思うこと
コンテンツ・シナリオ面では、わかりやすく論理的・具体的に要点を述べられている方のご意見を見かけ、幾人かのプレイヤーの方々の引退記事も拝見し、残念なことに大体のところ私も同意してしまっています。正直、ベンチマークでこれでは実際蓋を開ければ一体何が出てくるのか?という不安の方が大きいです。
自分なりにひとつ付け加えるなら、プレイヤーの事を考えるなら、可能な限り不誠実に見える発言はするべきではなかったんじゃないかな…と思います。今回はベンチマークの件一つにしても、同ソフトの修正対応にしても一つ一つの行動がどれも悪手に見えました。
2年プレイヤーの私でさえこれほど思い入れを持てるほどのゲームなのだから、5年、10年プレイヤーの方はそれ以上に期待や自分なりの思いをお持ちかと思います。長期間愛されるに足るゲームなのだから今後もそのゲーム性を損なわないよう、誠意のある姿勢は見せてほしいと感じます。企業として今回のアップデートは必要なことなのかもしれませんが、特にアバターはプレイヤーの分身であるからこそもう少しだけデリケートに扱ってほしかったな、と思わざるを得ません。
おわりに
早くも来週にはアーリーアクセスが始まります。
私は7.0をこのままプレイする予定ですが、この記事が杞憂となり笑い話になることを祈るしかないです。願わくばこのゲームをずっと好きでいられるように…。フレンドさんたち、これから出会うかもしれない光の戦士たちと共に楽しい夏休みを過ごしたいです。
そして夏休みに行かれない方、光の戦士から別の道を歩まれる方にも、また新たな楽しい出来事が訪れますように。
ここまで長文をお読みいただき、ありがとうございました。