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災害対策として2025年にワンセグ・3G通話できるガラホを仕立てる

中古のガラホ(Android搭載ガラケー)にMVNOのmineoのSIMを挿し、2025年にワンセグ・3G通話できるガラホを仕立てることにしました。


なぜ仕立てることにしたか

  • 災害対策①: 普段持ち歩いていないドコモ系回線の維持
    普段持ち歩いているのは、ソフトバンク(本家)とKDDI(povo2.0)。都心部での通信の快適性については上記2社が頭ひとつ抜けている状況ですが、海上や山間部での圏外時間の少なさにおいてはNTTドコモが優位です。
    必要になる場面は少ないと思いながらも、冗長性アップとしてドコモ回線を持ち歩きたいと考えたものです。

  • 災害対策②: ワンセグ放送
    いまどき中古のガラホを使用する理由としては、ワンセグ放送に対応していることがあります。
    宮城・仙台出身の筆者が、2011年の東日本大震災のときにいちばん心強かったのはガラケーのワンセグ放送と手回しラジオでした。
    相次ぐ災害に対し、各通信事業者や総務省が主体となり、予備電源の確保など対策を強化していることは存じ上げていますが、最後はブロードキャスト型のテレビやラジオが一番強いことを身をもって体感している以上、安心材料として持っておいてもそんはないなと思っています。

  • 電波オタクとして: 3G通信ができる契約が欲しかった(Xi契約相当)
    現在、日本国内で3Gサービスを提供しているのはNTTドコモのみ(FOMA)。それも約1年後の2026年3月をもって停波予定です。
    ドコモ本家プラン(eximo, ahamo, irumo)はいずれも「5G契約」として、すでに3G(FOMA)が利用できません。
    mineoでは「5G通信オプション(0円)」を契約しないことで「Xi契約」相当となり、3G(FOMA)が利用できる回線を安価に維持できることが魅力です。

購入した端末

ワンセグ搭載かつ3G(FOMA)回線対応の端末として、
arrowsケータイ  F-03L」を中古で購入しました。
後継機種のF-41Cは充電端子がUSB-Cになった一方、ワンセグ機能が削除されています。

契約したプラン

mineoのDプラン(ドコモ回線)「デュアルタイプ スーパーライト(最大32kbps)」を新規契約しました。
維持費は月額250円(税込)+ユニバーサルサービス料2円(2024年度の場合)と、格安です。

mineo公式ページ「マイそく」(https://mineo.jp/price/)

SIM到着

申し込みの翌日には自宅に到着しました。
mineoを運営するオプテージは関西電力グループ。おおきに!
SIMカードのほか、利用ガイドやおまけのステッカーも。
✌️
MVNO向けのドコモロゴなし・白色SIMカード

通話・通信テスト

届いたSIMカードをガラホに挿して、通話・通信テストを行います。

いまどき電池パックが取れるケータイって無い
APN設定(mineo-d.jp)を実施・「111」でテスト通話OK
LTE通信ができることを確認。Webサイト閲覧は下り32kbpsだとかなり厳しい。

ワンセグ放送

現行のガラホやスマホには搭載されていないワンセグ機能を確認しました。

さすが富士通、内蔵アンテナで感度は抜群。

年々大型化するスマホと比べてかなりコンパクトですし、非常時への備えのひとつとして、持ち歩くメリットは十分あるかと思います。
カバンにいれっばなしでも2週間ほどバッテリーは持ちますので、あまり気を遣わなくてよいのも魅力です。

「ガラホを仕立てて持ち歩くこと」が全員の最適解ではないと思いますが、非常時の情報収集手段を各自考えることは大切だと思います。
この記事の内容はマニア向けな手段かもしれませんが、どなたかのご参考になれば幸いです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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