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Pâtissière MAYO 2024.09
はじめに
東京六本木にある「Pâtissière MAYO」に参りました。この日は通常営業日の訪問です。
(前回のブログはこちらから↓)
勝手に評価!
総合評価:4.0 凄く良い!
料理・味:4.5
サービス:3.8
雰囲気:4.1
コスパ:4.5
実際に食べたもの
お席の時間は90分で、ラストオーダーは30分前。
アラカルトで好きなメニューを選択できます。(この日のデザートメニューは全部で6種類ほどでした)
気になったものをいくつか頂きました。
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ベースにはスポンジ、その上にミルクチョコ、フレッシュ無花果、栗の甘露煮、柿のソース、ラムレーズンアイス、周りにはラングドシャ。
上から丹波栗のペーストをセルフで絞ります。
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ということで、スズメの涙ほどのセンスしかない筆者は、まぁこんな感じに仕上がりました(笑)
本題の味ですが、こんなに沢山の食材を使っているのに関わらず、非常に整った味でした。
栗は甘さ控えめ。栗ならではの香りやほっくり感といった「栗感」はしっかり感じつつ、優しく柔らかい味わい。
そこへ芳醇なラムレーズンの香り、まろやかな柿や深みあるミルクチョコが加わり、本当にシンデレラフィットな甘みや風味。
ラングドシャのサクサク食感や、無花果の果肉味なども良いアクセント。
まさに、五感で楽しめる一品です。
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筆者がMAYOへ行きたいと思ったきっかけである、できたてショートケーキ。
この日はシャインマスカットと無花果の2種類ありました。もちろん、両方頂くよね!!
マヨさんがナッペされるお姿を、目の前で拝見できます。
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シャインマスカット
美しいビジュアルです。
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結論、人生で一番衝撃的なショートケーキでした。
飲み物を通り越して、もはや水蒸気?気体なのではないか?と思うほどに軽やか。口に入れた瞬間、柔らかな余韻を残しながらふわっと溶け込み、消えていく。
その一方、生クリームの乳感、ふんわりなスポンジ、瑞々しく果実味あるシャインマスカット。各構成要素の甘みというか、存在をはっきりと味わえる。
食べ終えるのは一瞬なのに、ときめきは永遠に続く。
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無花果
無花果はシャインマスカットと異なり、しっとりショキショキな果肉感を感じます。
しっとり味わいが濃ゆいショートケーキも、軽やかなショートケーキも好き。だけれど、こちらは濃ゆいし軽い!!
願わくば、後1つずつは追加したかったです…
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無花果のキャラメリゼ、無花果とラム酒のマリネ、胡麻のパンナコッタ、カダイフ、ホワイトチョコレート、フレッシュ無花果、ソーテルヌのゼリー。
無花果に、何と胡麻!?初めて拝見する組み合わせに、ワクワクが止まりません。
無花果はキャラメリゼされたことで、ほの温かくカリッとした食感も味わえる。マリネが深みを、胡麻はまろやかさとフルーツにはない香ばしさをプラス。
また、カダイフのカリカリアクセントによって、食感や味わいに濃淡をつけ、ソーテルヌの熟された甘やかな香りによって、最後までもボリューム感を維持しつつ柔らかく締まる。
密に考えられたパフェです。
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名前の通り、焼き立てほやほや。
外はカリッと、中はふんわりしっとり。
バターとアーモンドの香ばしい香りが柔らかに鼻をくすぐります。
口への溶け込み具合がとんでもないです。こんなに滑らかなフィナンシェ、中々ないです。
2つ注文すれば良かったと、後悔するほど。
食材の質を良さを感じる混じりっ気ない、そして集結された技術力と創作力を感じる味わい。
ショートケーキやフィナンシェは、出来立てというアドバンテージを最大限発揮した仕上がり。
モンブランやパフェは珍しい組み合わせかつ多様な食材を使いつつ、整合性を感じる仕上がりに。
非常に満たされるような品々でした。
おまけ
「Pâtissière MAYO flat」のジェラートとお土産の焼き菓子も頂きました。
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サクサクでホロリと崩れる食感のタルト生地と、フィーリングは非常にしっとり滑らか。
栗のまろやかな香りと奥行きも感じます。
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キャラメルナッツ(左)、ラムレーズン(右)
お気に入りのラムレーズンと、個人的に惹かれたキャラメルナッツ。
ラムレーズンは果肉感と、ラム酒の熟された甘みと香り。やっぱり中毒になりそうです。
キャラメルナッツはナッティーで香ばしい。ボリューミーでありつつ、まろやかで柔らかく仕上がっている。
お値段
セルフモンブラン(2,860円)、できたてショートケーキ(シャインマスカット、無花果、各1,650円)、無花果パフェ(3,300円)、焼き立てフィナンシェ(1,100円)、玄米茶(990円)、お土産の栗タルト(500円)で約12,000円/1名でした。
まとめ
インパクトがありながら、スルスルと食べられちゃうスイーツ達。
次回はもっと沢山頂きたいです。