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読書記録【マチネの終わりに】
〜今日の１冊〜
今日の１冊は平野啓一郎さんのマチネの終わりにを紹介します。
天才クラシックギタリスト・蒔野聡史と、国際ジャーナリスト・小峰洋子。四十代という“人生の暗い森”を前に出会った二人の切なすぎる恋の行方を軸に、芸術と生活、父と娘、グローバリズム、生と死などのテーマが重層的に描かれる。いつまでも作品世界に浸っていたいと思わずにはいられないロングセラー恋愛小説を文庫化!
〜読後の感想〜
天才ギタリストの男性とジャーナリストの女性との大人の切ない恋愛模様が、ゆっくりとした時間の流れで描かれます。
内容もさることながら、文章の表現の美しさに感動です。
読んでいると自然と街並みや、風景などが頭の中に広がってきます。
映画化もされた作品ということで、映像で見たらすごく美しいだろうと思いました。
恋愛模様だけではなく、お互いの生活、両親、仕事、自分自身のことで悩み、苦しみながらも現実と向き合う姿はとても素敵でありながら、自分自身も考えさせられる部分が多かったです。