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読書記録「リメンバー」

〜今日の1冊〜

今日の1冊は五十嵐貴久さんの作品を紹介します。
私の大好きな「リカシリーズ」です。

バラバラ死体をビニール袋に詰めて川に捨てていた女が、都内で現行犯逮捕された。フリーの記者で、二十年前の「雨宮リカ事件」を調べていたという。模倣犯か、それともリカの心理が感染した!?精神鑑定を担当した立原教授の周りでは異常かつ凄惨な殺人が続発する。現場付近で目撃された長い黒髪の女は何者なのか?リカの闇が渦巻く、戦慄の第五弾!

Amazonより

〜読後の感想〜

リカは誰の中にもいるのかもしれない。と思わずにはいられない読み心地でした。
今まで、「リカ」という一人の人間に対して、意味不明な言動が恐怖でしかなかった、つまりは他人事だったんですが、「心理感染」という新たなワードが出てきて、これまでとは少し違った視点から読むことができました。
「リカ」と関わりを持つことで、これまで自分の中に隠れていたもの、あるいは隠してきたものが出てきてしまうのかな…、そんな感覚になりました。
とはいえ、あれだけの狂気を持った人間とは思えないモノに関わる恐怖たるや…今回も「リカ」の恐怖を存分に堪能できました。


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