読書から実践できること!!『「疑う」からはじめる。(澤円 著)』を読んでみた。
今回は、『「疑う」からはじめる。(澤円 著)』を読んで得られた気づきや、実践してみた結果について書いていきます。
今回の内容は、書籍の理解を深めるために他人の感想を聞いてみたい人に向けて投稿します。
見てくださった方のビジネスパフォーマンスを高めていくきっかけにしていただけると幸いです。
結論として、
・「あたりまえ」に対して生まれた疑問を大切にする。
・相手のハッピーを本気で考えていることが伝わるようにプレゼンする。
・感じた疑問に対して周囲が理解を示しやすいよう、可視化できる実績をつくる。
これらのことを本書を読んで実践してみることにしました。
≪事実ではなく体験を伝える≫
≪本書で書かれていること≫
・伝えたい「事実」であればあるほど、つい説明したくなってしまう。
・商品スペックや価格などのデータを見せると、「あとで他のショップを見てみよう」と、顧客に他の商品と比較されるリスクが生じる。
・体験の力はハッピーを伝えるための大きなポイント。体験を提案することで購入に繋がる。
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≪実践すること≫
カタログやパンプレットに載っているような比較しやすい情報だけで提案しない。購入ではなくその先を語る。
私の本業はコンサルティングなので、コンサルティングによって相手の会社や従業員の方がどのような姿になるか話すようにしていましたが、今後は体験についてもっと強く話すようにしていこうと思いました。
体験について話すときに、相手の求めているものを理解していない、信頼関係がないという、状態では相手をハッピーにする体験を話せないと思います。
「プレゼンの目的=聞いた人がよろこんで行動すること」ということを理解し、「話さなければならないこと」「内容を理解させる話」を話すのではなく、「僕たちとおつきあいするとこんなふうにハッピーになれますよ」と、相手のハッピーを本気で考えていることを伝えて信頼関係を築いていこうと思います。
≪マネージャー仕事は、
みんなが仕事できる環境を整えること≫
≪本書で書かれていること≫
・マネージャーの重要な仕事は、チームの力を阻害するブロッカーを外していき、みんながのびのびと仕事ができる環境を整えること。
・日本企業のマネージャー(管理職)が「名誉職」となっている。多くの企業では給与の階層が役職の昇降格と一致しているので、一定以上の給料を払うためには役職をつけることがマストになってしまっている。これは、最悪のリソース配置。
・プレイヤーとしては優れていても、マネジメントの適性がない者が「○○部長」や「○○マネージャー」といった立場につくと、チームがむちゃくちゃになる。
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≪実践すること≫
マネージャーは偉いのではなく、役割を与えられているだけということを理解しなければいけない。
一般的な企業では、マネージャーは偉い人というイメージがあるため、各役職の責任と権限をあらかじめ明確にして可視化しておくことが大切だと思います。
責任と権限の所在があいまい(もしくは文書化されていてもルールとして運用されていない)という現状になっているため、マネジメント適性がない方が役職についてチーム全体の生産性を落とす指示命令を出してしまうということに繋がっているのではないでしょうか。
自分がマネジメントに関わる業務については、各自がどのような役割を果たして目標達成に向かって進んでいくのか改めてチーム内で共有していこうと思います。
≪「外のものさし」を持つ≫
≪本書で書かれていること≫
・自分が最も価値を出せる得意分野をつくることが大切
・自分がどんな価値を提供できるか考えるために客観的に自分を捉える
・「外のものさし」を持つ意識が、時間の使い方に影響を与える
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≪実践すること≫
自分の成長のための仕事をする。その積み重ねが結果的に会社のための仕事に繋がる。
自分の価値を確認する一つの方法として、転職サイトにプロフィールや実績などを登録すると良いと思います。
実際に転職するかどうかは置いておいて、社会で求められることと自分の出来ることのギャップに気づいて、「外のものさし」として何を身につける必要があるのか考える機会になると思います。
「ゼロを1にする生産性の高い時間の使い方」を身につけるために、自分が提供できる価値は何かを考える必要があるため、「外のものさし」を意識することは重要だと思います。
時間が有限であるということを意識しながら、価値提供をアウトプットしていこうと思います。
≪まとめ≫
本書のメッセージは、「あたりまえ」という思い込みに対して生まれた疑問を大切にしなければいけないということかと思います。
「疑う」ということは、自分だけでなく、相手をハッピーにするためにも大切にする必要があります。
時間は貴重であるため、ハッピーになるための時間やコミュニケーションを意識し、ハッピーになれない行動からは距離をおくほうがいいでしょう。
私のこれまでの人生のおいて、合理的で誰も損しない方法を提案しても、社会的常識が足りていない、空気が読めていないと周囲に言われることがあり、自分の考え方がおかしいのかなと思うことが多々ありましたが澤さんのお話を聞くなかで(本書だけでなくvoicyなどの音声メディアを含め)、自分や相手が本当にハッピーになれる行動であれば間違っていないと思わせてもらうことができました。
ただし、本書のなかで私なりに注意したほうがいいなと感じた部分としては、「疑う」ということを自分個人のなかだけで考えるのではなく、周囲にも働きかけるのであれば、圧倒的な成果物をつくることが大切ではないかと思いました。
澤さんのような実績がある方が語る言葉であれば周囲も納得するでしょう。
例えば、野球のイチロー選手のような方が語る言葉は重さがあります。誰が語るかということが大切になるのではないかと思います。
何も成果物がなければ、周囲に話をする状況によっては、「疑う」ということは、わがままや言い訳と捉えられてしまう可能性もあるため、努力しながら思考を重ねていくことが望ましいと思います。
私がやりたいことは、人を喜ばせることであり、人が喜ぶ姿を見ることが自分自身の喜びにもつながっています。
私がやりたい「人を喜ばせる」ということを仕事を通して実現できるように、目的と行動が一致しているのか、目的のためにもっと良い手段がないか「疑う」ということを今後はより強く意識していこうと思います。
もし良ければ今回の記事を参考にしてみていただけると嬉しいです。
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