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Photo by medakanokaisha

京浜急行のおトクなきっぷの感想・願望（葉山女子旅きっぷ・みさきまぐろきっぷ・よこすか満喫きっぷ）

みずり

先日、３年ぶり３度目の「葉山女子旅きっぷ」でひとり旅をしてきた。
といっても数日前にパンフレットをもらってきて、当日の朝におおまかなルートを数分で決め、横浜駅から電車で30分くらいで滞在時間４時間くらいで小さい旅だった。道中もバスに乗りすぎて戻ったり、一区間だけ乗ったり、逆に歩いたり、自由に過ごしたおてがる旅だ。時間にも縛られず海を見ておいしいご飯を食べてすっかり癒された。

森戸神社の近くの橋
お店の窓からの景色（天気がもっといいと富士山が見える）


メインが舌平目のポワレ（何度言っても噛みそうになる）
ブラウニーとコーヒー（帰りにベーグルのお土産ももらった！）



旅は好きだけれど、綿密にプランを立てるのは面倒くさいと感じることがある。あまりに綿密にやりすぎると、メニューも全部予習して、何時に何を食べるかまで決めて、ガイドブックやインターネット上に掲載されている場所に行き、そのとおりであること（あるいはそうではないこと）を確認する作業になってしまい少し寂しい。かといって、本当のノープランきまま旅だと、口に合わないとか、オペレーションが悪いとか、「ハズレ」に当たってしまうことや地元にあるようなチェーン店で済ませてしまい旅の楽しさが半減してしまうことがある。

だから、プランがある程度お膳立てされていて、当日10分くらいで決められる程度になっていてほしいし、その日の気分で店を選びたいし、失敗がある程度許されてほしい。その３点をすべて満たすのが京浜急行（京急）の販売する「おトクなきっぷ」だ。
京急エリアの電車往復きっぷ＆京急バス乗り放題・ごはん券・その他の（ごほうび・おもいで・遊び）券がついていて、3500円前後である。
おトクなきっぷは前述の「葉山女子旅きっぷ」「みさきまぐろきっぷ」「ヨコスカ満喫きっぷ」の３種類だ。

１、葉山女子旅きっぷ


これは逗子・葉山エリアを旅するきっぷである。名前こそ女子旅であるが、京急さんは、どなたでもお買い求めいただけますと書いている。

1回目は2016年冬に（今は切符にないお店で）地元岩手の海産を使ったフィッシュ＆チップス・ポキを食べ、マーロウのプリンを食べて帰った。
２回目は夫と美術館を見て、美術館のレストランでごはんを食べた。
今回は、写真の通り海の見えるフレンチでおいしいお魚を食べ、（以降は当日の気分で決め）カフェでパウンドケーキを食べてお土産のベーグルをもらってきた。カフェの滞在時間は閉店間際で約30分と言われてしまったが、それでもゆっくり過ごせた。

このきっぷは名前のとおり、女性向けと推測される。メニューも色とりどり、おみやげも食べ物やヘアオイル・トートバッグなどバラエティに富んでいて楽しい。どのお店も週１回程度お休みなので、次は〇曜日に営業しているお店に行きたい！と思わせるところもすごい。

２、みさきまぐろきっぷ

これは三浦市を旅するきっぷであるが、レンタサイクルや温泉などファミリー層を意識していると思われるが、一人でも男女で行っても楽しい。
まぐろの名所だからそこそこおいしいだろうと軽い気持ちでいったが甘かった。めちゃくちゃにおいしい。脳内のおいしさ計量器カンスト！１回目はふだん一人前でおなか一杯程度の胃袋なのに、どうしてもまぐろのほほ肉ステーキが気になり追加注文し、満腹で動けなくなって食後即帰宅した。２回目はおいしすぎて、おいしさのK点超え宣言をした（夫と毎年年末に食べたもので一番おいしいものを言い合うことにしているが、互いにこのときのまぐろという結論になったくらいであった。）メインのまぐろ丼もさることながら、付け合わせも汁物もとびっきりおいしかった。

地味だが隣のつみれ汁もK点超えした


また、レンタサイクルで旅をして、帰りに渡し舟に乗ったところ、大きな船が来ていて、岩手の水産高校の研修であったことが発覚した。コロナで海外に行けず国内で研修しているそう。船頭さんから、近くにある海南神社を勧められて、予定外であったが行ってみるという体験をした。令和の時代に口コミで旅するのもいいなあと感じた。

シュールかわいくて夫と座って写真を撮った




３、よこすか満喫きっぷ

言わずと知れた観光地横須賀をめぐる切符である（ペリーの来た浦賀は実はこのエリアです）。が、横須賀には10年前に一度行ったことがあるが、きっぷはまだ一度も使用したことがない。おそらく男性一人旅がメインターゲットと思われ、３つのきっぷの中でごはんもボリューミーなものが多く、遊ぶ券の記念品もボールペンやクリアファイルなどノベルティっぽいものが多いと感じ（たぶん予算の占めるごはん券の割合が高い？）、女性のわたしには刺さらないだけかもしれない。また、横須賀はＪＲのイメージも強く、艦これで盛り上がり、京急のきっぷに力を入れなくてもそこそこ人が来てくれるので、横須賀市サイドもそこまで力を入れていないのかもしれない。でも、このおトクなきっぷが大・大・大好きなので、このきっぷで旅をしてみたいという気持ちから、感想ではなく願望を書きます。（京急、横須賀市役所の中の人に届きますように！）

（１）食べる券　よこすか海軍カレー　


定義は理解しているが、冷たい牛乳は勘弁してほしい！
よこすか海軍カレーの定義が調理法とともに「牛乳とサラダをセットにして提供すること」なので、ごはん券で選べるメニューの３分の１くらいがカレーで冷たい牛乳がついてくるが、体質的に冷たい飲み物を飲むとおなかを下してしまう。かといって牛乳いりませんっていうのも損した気分になるしカドがたつので違う飲み物を飲む選択肢を与えてほしい。せめて温かい牛乳とか、豆乳とかあるとうれしいです…。

（２）遊ぶ券　ヨコスカチェリーチーズケーキ　


米軍プロデュースのレシピと日本の象徴桜（チェリー）が乗っているご当地グルメだそうで、遊ぶ券で選べる店のうち、８店舗がチーズケーキだ。しかし、見開き２ページ、同じようなチーズケーキが載っていて、正直映え度があまり高くない。わたしは夫と行くとそれぞれ違うものを頼んで、途中で交換して少し相手のを食べるのも楽しみの一つと感じている。あまり想定されていないのだろうか？あと（１）で書いた通り、昼に牛乳飲んでおやつにチーズケーキを食べるとおなかゴロゴロ直行便になってしまうので、アメリカっぽさを生かしたアップルパイとか、ブラウニーとか、カントリーマアムのようなクッキーとか、選択肢がほしい。
（昔はカレーパンとヨコスカドックでしょっぱいのしかなかったのに、徐々にプリンやおまんじゅうなど甘いもの選べるようになっていて、京急さんが努力されているのは承知しています。もう一声…！）

（３）遊ぶ券　横須賀市観光案内所　


　レトルトカレーとおせんべいと、クリアファイルorボールペンのセットがもらえます。が、昨今ミニバッグがブームなので、これをもらうと片手にお土産を持つことになり、後の旅程に困ります！カレーを食べてまたカレー持って帰るのもテンションがあまり上がらないし、重いし、クリアファイルだとA４サイズを曲げないように神経質になりながら持ち歩くことになり取り回しが悪いです。風が強いとなお大変です。よって、軽くてかわいいスカレーちゃんのキーホルダーはどうでしょうか！1000円強で券の予算オーバーなら差額払ってもいいです！！！


これならバッグに付けて持ち歩けるからバッグのサイズは比較的気にならないし、ぬい撮りする人は友達が増えて楽しいと思う。

（４）遊ぶ券　ドブイタステーション（提案）タトゥーシール

冬はスカジャンレンタルというアツい体験ができるのですが、春夏秋は、レトルトカレーとステッカーだ。（（３）とほぼ一緒です）せっかくなので、映えるものがほしい。そんなときに、タトゥーシール！タトゥーってお堅い会社で会社員していると入れる機会がないのですが、シールだと気軽に貼れて剝がせて非日常感を味わえて楽しいです。（BUMP OF CHICKENの2014ツアーグッズで購入し2014年は顔に2022年には手の甲に貼った）内向型HSP陰キャのわたしでも、今日は特別な日と気持ちが上がったのを覚えています。顔はマスクで隠れるなら、手に貼ればいいんです！手の甲と景色とか飲み物を撮ると映えます。I☆YOSOSUKAとか（ベイスターズ風に）、アメリカ国旗とか、USAとか、CURRYとかご当地っぽくていい。赤・白・青・☆のネイルシールもかわいい。最近話題になっているけれど、数か所編み込みしてくれるとかもうれしい。

（５）遊ぶ券　世界三大記念艦「三笠」　選べるお土産


「三笠しおり」または「三笠砲弾豆＆ボールペン」からセレクト（２と同じボールペン…）これを一番なんとかしたい。しおりが800円で、豆が500円、ボールペンの値段がオンラインショップで見つからないのですが、逆算すると300円と推測される。豆が全然かわいくない…かわいくないのは仕方がないとして、豆の最大の問題点は、開けたら最後なので、この道中では気軽に食べられない。オンラインショップを見ると、三笠ホワイトチョコクランチ（800円）があるので、個人的にはこれがよいと思う。缶なら曲がることにナーバスにならなくていいし、これは個包装のものが複数入っているので、旅のおやつにもなるし、同行者が普通のチョコ・自分がホワイトチョコにして半分ずつ交換すれば、この旅オリジナルの缶のできあがりだ。

４、結論

京急のおトクなきっぷ最高です！（横須賀には結構書いていますが、期待しています！）スカレーちゃんは可愛いです！全国区になれ！！！



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