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ともこ、映画絵日記をかく 其の9『夢みるように眠りたい』
二十歳の頃、1本の映画に恋をした
その恋しい相手にはその後1度も会えず、恋心だけを残して記憶は薄れて行った
その映画がデジタルリマスター版で復活
F市のKシネマで掛かるという
1回だけの上映
しかも夜
勿論、そんなことは構わない
昔好きだった男の子に同窓会で会う気分
二十歳の頃のように愛せるかしら?
主役が佐野史郎なのすら忘れてた
微かに覚えているのは、淡いピンク色の花びらが降りしきるなか
『マジカル・ガール』
ついに観ました
『シークレット・ヴォイス』に続いてカルロス・ベルムト監督作品
どんだけ毒気作品かと、期待…いやいや、恐れつつ観たけど『シークレット・ヴォイス』程、毒気を楽しむ作品ではなかった
この作品は「負の連鎖」が容赦なくこれでもかと続いていく怖~い作品である
なんだって、こんなに悪いことが起こるのか?
次から次へと悪い方、悪い方に話が連なっていく
監督、相当にねじ曲がった性格なんじゃない⁉️
『シークレット・ヴォイス』
ぱっつん前髪…チコちゃん⁉️
いやいや、年齢を考えたら、チコちゃんより、インパクト強い
しかもチコちゃんはまっすぐだけど、リラはラウンド型だ❗️
などと、おふざけを言ってはいけない
この髪型、実は結構重要
「ぱっつん」がではなく、インパクトが強いことが
中毒性のある映画だ
良く練られた、でも毒気のあるストーリー
計算された美しい、でも毒気のある映像
映画サークル仲間のA子さん
カルロス・ベルム
『花束みたいな恋をした』
私は自分の本棚を人に見られるのが苦手
子供の頃はお友達が遊びに来る度に、大事な本を隠したりした
本棚はその人を写す鏡だから
麦くんのような人に出会えていたら、本棚をそのまま見せていただろうな
若い頃の私は、思えばいつでも麦くんを探してた
白馬に乗っていなくていい
絹ちゃんと麦くんが出会ったM駅で、K王線に乗って現れてもいいわ
何なら、40年前はよくM駅前に出没していた、ちんどん屋さんの最後尾のチ
『アンモナイトの目覚め』
シャーロットは愛してくれる人を求め、メアリーは慈しむ相手を欲した
荒々しい波の絶えない海岸
薄寒いグレーの空
幾重にも連なる地層が剥き出しの岩肌
それがイギリスの海辺の原風景か
2人の出会った場所だ
さらさらと白い砂のように涼やかなシャーロットが、頑ななメアリーを少しずつ少しずつ解いていく
メアリーはいつ笑顔を見せるだろう
解けるスピードはとても遅い
それでも少しずつ少しずつメアリーの表情は変