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『街の上で』
下北沢にはタバコがよく似合う
高校生の頃、仲良し5,6人で放課後に下北へよく行ったわ
わざわざ学校から数駅離れた下北に行くのは喫茶店でタバコを吸うため
男の子達はタバコとコーヒー
女の子達はアイスミルクティー
因みに喫茶店は「サ店」
アイスミルクティーは「アイミティー」と呼んでた
これ、80年代の話
歳、バレたな
ネタはばらさないよ
『街の上で』を観た時、はじめは80年代を描いているのかと思ったの
だって、みんなタバコを吸っているんだもん
昨今の若い子は「タバコなんてダサくて吸わない」のかと思ってた
スマホが出てきたから「なんだ、今じゃん」
健康志向が高いのは、おばさんの証拠かしらね
古着屋さんと古本屋さん
それだけで、ストライクゾーン
下北だから、当然アマチュア演劇に自主制作映画
そんな私好みの世界に生きている若者達
彼らの日常を緩ーい会話で描いている
いろんな人達が、いろんな風に生きているんだけど、今泉力哉の作品に出てくるのは優しい人ばかり
クスッと笑える会話が、あっちこっちで止むこと無く続いて行って、心地いいったらありゃしない
あの頃とあんまり変わらない下北沢
優しいノスタルジーに満たされた時間でした
制服でタバコが吸えるなんて、今じゃ考えられないでしょ?
会話が緩いから、イラストも緩い
手抜きだよねー、これは
いまいち、描きたいっていう情熱が足りなかったわ
2021年4月27日 F市Kシネマにて鑑賞