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Twitterを消してた話。
4月中旬の午後、Twitterのあるアカウントを削除した。
理由は対人関係。友人からLINEの返事が来なくなった。
”そんな理由?”と思われても仕方ないことはわかっているが、これが結構辛かった。
私のLINEには返信がないけど、Twitterで他の人には返事をしているし遊びに出かけている様子が嫌でも見えてしまう。
自分が何か悪い発言をしてしまったのだろうか、思い当たる節がないわけでもないことが余計に辛かった。
時折友人から返ってくる返信は明るい感じだったことも相まった。そして本格的にぱったりと返信は来なくなった。
私も本格的に思い悩んだ。自分は友人にとってそうでもない間柄だったんだと無理に納得させようとしたり、真正面からとことん傷つこうとしたりで精神が疲弊してしまった。
そこで自分をこれ以上傷つけないための手段として、まず友人のツイートを非表示にした。だが、共通のフォロワーの返信から見てしまってまた勝手に傷ついた。
にっちもさっちも行かずにいた時に辻仁成様のこのツイートがふと目に入った。
ないがしろに扱われてんなぁと思うならそこから離れてください。ちょっと雑に扱われてると思うなら、関係を見直してください。少し低く見られてると思うなら高く見てくれるところを探してください。人格否定されてるなら怒って構いません。我慢しちゃダメ。自分を大事にしてください。それだけです。
— 辻仁成 (@TsujiHitonari) April 10, 2021
お言葉に甘えて!と半ばヤケクソで私は何の迷いもなくアカウント削除した。
アカウントが本当に消えてしまう1ヶ月を目安に完全に姿を消すことにした。
その1ヶ月の間にまた戻りたいと思えば戻ればいいし、そうじゃなければTwitterの偉い人にアカウントを抹消していただけばいいんだ、と思うと気が楽になった。
こうして今までそのアカウントで費やしていた時間は1日1本映画を見る時間に変えた。
これが結構良かった。
instagramのストーリーに簡単かつまあまあしっかりした感想を投稿した。
自分の言葉でまとめたり、映画を巻き戻しつつ納得いくまで映画を見るのは勉強になったし、結構貴重な時間だったと思う。
そして大体3週間が過ぎたころに、そのアカウントを復活させて一言だけ呟いた。
何人かが返事をくれた。「アカウント、消しちゃったのかと思ってました。良かったです」とか、「いいねくれてなんか安心した。またたくさん話しようね」と言ってくれた。
3週間離れてみると、何だか毒素が抜けたような気がした。
まあ自分のペースでぼちぼちやって、また辛くなったら距離を置いてリフレッシュすればいいんだと学んだ期間だった。
私がアカウントを復活させたのと同時期に、ラジオにハマったよっていう話
⇩
を読んで、相互フォローになってくださった方のアカウントが消えていたことに気がついた。
私はとても悲しく、冷水を浴びせられたような気持ちになった。
その時、私は「私に声をかけてくれて、心配してくれた人もこういう気持ちだったのかな」とふと思った。
そしてとてもタイムリーなツイートがされていた。
大好きでいつか一緒にネタをやりたいジョイマンの高木晋哉様の以下のツイート。(職場や幼なじみの前で韻を踏み過ぎて「ジョイマンなの?」と言われるほど。)
「ジョイマン消えた」という声に「ここにいるよ」と伝える活動をしています。伝えるのが遅れると、相手が既にツイッターを解約して居なくなっている事があります。ジョイマン消えたと言っていた人が消えるのです。誰もが消える可能性を秘めている。探す側と探される側は、表裏一体なのかもしれません。
— ジョイマンの高木晋哉 (@joymanjoyman) May 26, 2021
私はそのアカウントを消してしまった方に、いつ話しかけようと二の足を踏み続け、自分本意の感情で存在を消して殻に籠もっている間にもう永遠に会えなくなってしまったのだ。
何だか、自分の今の境遇と似ているような。私とその方のような気がしてこのツイートが心に重く突き刺さった気分だった。
私の生きていくための逃げから始まったTwitterのアカウント削除から思わぬ真理を学んだような気がした。そんな話でした。
(Photo by 4hintaro、Thanks!)
(ツイート引用:辻仁成様<@TsujiHitonari>、ジョイマンの高木晋哉様<@joymanjoyman>)
p.s. もしまた、会う(文字越しでも)ことができたら、今度はもっと話しかけたいなと思っています。