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家族のこと、自分の夢
人生の岐路に立つとき、自分のしたいこと、目標って何だったったっけと考える。みんなそうなのかな。
人間って、生きていくって難しい。矛盾だらけの心を抱えている。悩みや不安が誰しもにあることは分かっているのに、なかなか優しくなれない。
私の場合、余裕のあるときは誰かのために、相手の目線で物事を考えようと思っている。多くを救えなくても、目の前にいる人ぐらいは助けたい。自分のことも分からなくて、救えないくせにアホだな。
要するに、自分に甘いんだなと思う。でも自分を甘やかしてここまで来てしまった。いまさら別の方法で生き抜く術を身につけるのは疲れる。
家族との関係も、年を重ねるにつれて難しくなってきた。もともと自分の心は複雑かつねじ曲がったところがあるというのは昔から変わっておらず、家族の気にくわない面もかみ砕くのに苦労してきた。小さい頃は自分の世界が狭く小さかったためか、余裕があった。でも、学業や仕事、人間関係が広がると腑に落ちない家族の態度や癇にさわる価値観の違いに苛立ちを押さえることにストレスを感じ始めた。家族といえど、心を分かつのは大変だ。
この間は、好きな人のタイプを話すことがあった。聞いてみるとぷくっとした体格の人は嫌いらしい。昔から、人の気持ちを考えず切り捨てるような言い方をする所はよくないなと思っていた。自分の気持ちを押しつけようとすると頭に血が上るので腹の中でどす黒い感情と一緒に呑み込んでいる。胸が痛い。
優しくなれない自分が嫌いだ。でも、分かってもらいたい。そう願うのは、わがままだろうか。
人間関係って、そういうものだろうか。わかり合える瞬間があれば、ずっと続けばいいと祈る。わかり合えなければ、ぶつかったり我慢したりしながら嫌な自分にうんざりする。しんどいなぁ。
私はただ、ぎゅっと力一杯抱きしめてもらいたい。そんな夜があるというだけなのだ。