人生の岐路に立つとき、自分のしたいこと、目標って何だったったっけと考える。みんなそうなのかな。 人間って、生きていくって難しい。矛盾だらけの心を抱えている。悩みや不安が誰しもにあることは分かっているのに、なかなか優しくなれない。 私の場合、余裕のあるときは誰かのために、相手の目線で物事を考えようと思っている。多くを救えなくても、目の前にいる人ぐらいは助けたい。自分のことも分からなくて、救えないくせにアホだな。 要するに、自分に甘いんだなと思う。でも自分を甘やかしてここま
先日、私は自分を心底嫌いになった。 仕事先が友人と同じになったからだ。考えてみれば、大して嫌なことでもない。仲もよかったし、楽しい思い出もあった。 何が不満なのだろう。自分の気持ちが分からないのはいつものことだが、黒い感情が身体の内側から溢れ続けていることだけは分かった。 しばらく考えて、ようやくその理由にたどり着いた。 私はなかなか仕事が決まらず、やっとの思いで決まった仕事先だった。 しかし、その友人は他の仕事に就きたいにも関わらず、自分の目標をねじ曲げてここにやってくる
大人になる時期が近づくと、急に迷いが生じてしまった。自分の立っている場所のゆがみや揺らぎを見て見ぬふりしてきてしまった。「どうしたらいい」が頭の中から永遠に消えない。 誰かの温かさに触れたい夜があって、抱きしめてもらいたい時がある。夢見ることでは埋められない寂しさが胸に積もってこぼれていく。 叫び出したくなるとき、心を圧迫してこらえている。代わりに涙が抑えられない自分に嫌気が差す。自分の世界があまりにもろい。 大切な人と手を取り合える日を何度も思い描いたけれど、時はただ
暗い暗い、水の中。冷たい冷たい、夢の中。 いつか迎えを待っている。 目一杯に手を伸ばし。この手を握ってくれる人を。 いいだろうな。冷たい空気に触れる私の唇が、甘いココアに溶けるような。心地いい場所に行けるだろうな。 それまできっと頑張ろう。自分を抱きしめ頑張ろう。
みなさんは、自分がどんな性格で、どんな思考で、なにが許せないのか知っていますか？ 自分の事なのだからわかるもん。確かに、平常心の時はそう感じるかもしれません。私は、最近ちょっとしたことで父とケンカしてしまい、自分が分からなくなりました。まだまだ子供心が眠っていることに気づいてしまったんです。 普段の私は、こんなことを言えば相手は傷つくからダメだ！というように自分にストッパーを掛けることができます。でも、怒りのスイッチは逆効果となり、相手の傷口を狙って攻撃力を発揮することに
さっきまで理由も分からずモヤモヤしていたのに、今は耳がかゆくて幸福の予感がしている。 母に言われた、きみは切り替えが早いという言葉に浮かれる私は確かに切り替えが早いと実感する。 モヤモヤの原因は絶対に言えないけれど、心の中でははっきりしていた。私が心が壊れそうになったら仕事は辞めるといったことに対する返答にモヤモヤしていたのだ。 「なんか、意外。石にかじりついてでも頑張りそうなのに。」 苛立ちとも違うが、とにかく自分の弱さや印象の決めつけにモヤモヤした。自分を大寺にす
眠る前に考える人も多いかもしれないが、私は人間の生死という壮大なテーマについてふとしたときに考える。私たちが一番恐れていることは、後悔しながら永遠の眠りにつく瞬間を迎えることではないだろうか。 人生で大事にしたいことは色々思いつくけれど、生活の中で人と出会い経験を重ねることで、一つの軸にたどり着いた。それは「想像」することだ。確かに、生き続けていれば後先考えず気持ちだけで突っ走ることが必要な時も訪れるだろう。しかし、できる限り行動した後の相手の表情、感情を想像してみるこ
