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⚫️追悼 伊藤さん⚫️

 11月15日は当地の蒲鉾の日だ。たしか1115年に、古文献に始めて蒲鉾(がまの穂)という言葉が記されたからだと習ったと記憶する。
 その11月15日の今日はとてもいろいな出来事があった。長年の灯油風呂からガス風呂に変えた。学生以来からずっと付き合う友人と長男が羽田空港でバッタリと出会った。先の報告どおり、通信学校の中間テストを完了した。母の喪中ハガキを投函した。ホッとして、外に出て郵便ポストを確認した。
 そこには、一枚のハガキがあった。喪中の知らせだった。それがなんと、この四月に駒澤公園の野球場で会っ伊藤さん(神宮球場で知り合った)の件であった。信じられなかった。年賀状でガンだとは聞いていた。克服したので、面倒だか毎月検査に行っていると言っていた。また、ガンのおかげで痩せて楽だと笑っていた。
 帰りに、次の試合の約束をした。しかし、ボクの都合が悪くなった。伊藤さんは、
「二部から一部になるように応援に行く。秋には、東都リーグ一部となって神宮で応援しよう」と言ってくれた。

 その二週間後に他界したことを知った。伊藤さんを静かに送るとともに、ありし日の伊藤さんに感謝します。ただ、現世で伊藤さんにお会い出来ないことがとても残念だ。
 伊藤さん、ありがとうございます。

これまでnoteにあげた記事を添付する。

人生の先輩、伊藤さん
 学校や会社以外で、尊敬できる方。ボクは、その方を人生の先輩と呼びます。もちろん、リアルな存在です。言い換えます。素敵な人格を備えた方を人生の先輩と思う。
 もちろん、学校や会社にも素敵な先輩はたくさんいた。ただ、ここで限定したいのは偶然に出会った素敵な年上の方とあえて限定した。
 数年前、母校の野球を見に行った。藤岡・上茶谷・甲斐野・梅津など、ピッチャーだけでもそうそうたる選手がいた。他にも、清水や中川など。もちろん、一部リーグで優勝を争っていた。
 一人のボクは大人しく観戦していた。少し離れたところに、3人のシルバー世代の方が、楽しそうに声を出して応援をしていた。きっと先輩方なのかと思った。なんとなく合流した。
 その中の一人と今でも親交がある。試合が終わるとコーヒーでもと喫茶店へ誘ってくれた。そして、一時間くらい話をした。話をリードしながらも、ボクの話もしっかり聞いてくれた。
 先輩と決めつけいたが違った。娘さんが母校のスポーツ新聞部と知った。それで、実際の試合を見て、娘さんの記事を楽しんでいるとのことだった。ほう、素敵な話だなと心得た。
 また、当時ボクは現役であった。先輩は野球だけではなく、第二の人生の働き方も伝えてくれた。定年目前のボクに、プライベートの生活と生き甲斐を持った働き方をサラッと話してくれた。
 定年延長か卒業かを迷っていたボクに、大きなヒントを与えてくれた。先輩は公共団体の契約で、東北の復興に関わる仕事をしていた。現役の仕事とは畑違いである。しかし、長年培った社会人としての経験を活かしているとのことだった。
 田舎者かつ井の中の蛙のボクは、とても素敵な生き方だと思った。また、先輩の人格が根底になっていることも確信した。まさに"人生の先輩"として、定年以降の鏡にしたいと思った。その時、互いの連絡先を交換した。
 数日後、先輩からA4サイズが入る封書が届いた。丁寧な手紙と母校のスポーツ新聞が。ありがたかった。また、こうした所作が先輩の人柄を支える行動と感じた。年下のボクは感謝した。こうした、今日至る関係がスタートした。
 いろいろな情報交換や賀状のやりとりを細々ながら続いている。先輩の優しさあってのおかげだ。心の中で、勝手に苦楽を共にしていると思っている。特に、年賀状への一言は心に沁みます。
 ここ一年、仕事や家庭のことが忙しかった。また、母校も二部リーグで神宮でやる機会がなかった。また、先輩もいろいろな用事があったらしい。
 しかし、現在は共に動ける状態になった。そこで、現在二部ながら向かえる球場を見つけた。先輩にお会いしながら、野球観戦を申し入れた。二つ返事と情報を下さった。
 人の接し方、また定年後の在り方を教えてくれた人生の先輩に再会します。4月21日の駒沢球場で拓大戦だ。とても、楽しみだ。

かわせみ💎

かわせみ💎note 2024.04.02

野球観戦という口実
 今年も、年賀状をいただいた。そこに、伊藤様の体調が記されていた。とても心配をした。さりとて、馳せ参じるのもいかなるものかと。そこで、出会いの東洋大戦に出向くことを思いついた。それでも、家からは3時間ぐらいかかる。また、今回は二部脱落のため神宮球場ではなく駒澤運動公園だった。
 伊藤様はボクの都合を合わせてくれたはずだ。そして、予定どおり再会を果たした。
 ボクが先に伊藤様を見つけた。手を振ると、笑顔で応えてくれた。握手をして、再会を確認しあった。幾分痩せて見えるが、知り合った時の伊藤様とほぼ変わりがない。
 思わず、元気そうでと挨拶の次に言った。伊藤様は術後の経過がよく、かえって痩せて体調が良いとのことだった。さらっと話すところが伊藤様の魅力である。このことで、95%の目的を果たしたことになる。
 また、伊藤様の応援仲間方は同じ学部の大先輩だった。その方とは、旧校舎や当時の教授の話を懐かしかった。思いがけないプレミアムだった。
 遅れた第3試合、終わりは19時頃となる。その後、反省会まで参加すると家に帰るのは深夜となる。7回が終わったところで1-0で負けていた。
 120%の満足をむねに、笑顔で数回の握手して駒澤運動公園内の球場をあとにした。また、次回の約束もした。

かわせみ💎

かわせみ💎note 2024.04.27

あらためて、伊藤さんありがとうございます。タイミングが合えば、ボクとお嬢さんの母校の野球を応援に行きます。

かわせみ💎

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