テイクアウトに感じていた違和感
「コロナ禍がきっかけで変わったことは?」
そう聞かれたら、
うちのお店の場合は間違いなくこれです!
テイクアウト限定企画を、
ほぼ毎月やっていること。
(多いときは月2回)
というのも、コロナ禍になってから
本当にさまざまなテイクアウト企画を
やってきたんですね。
それに気付いたのは、つい先日。
お店の企画を
全て記録してあるノートを眺めて
あらためて自分たちの企画の多さに驚きました。
(ちなみにこのノート、こんな内容です。
いつから企画の募集をはじめて、
何名様からオーダーを頂いて、
その時のお客様の声はどんなだったか?
こういった内容を、
一冊にまとめてあるのです。
ネタ切れした時なんかに見返すと、
「あ!こういったものが喜ばれるんだ!」
と原点に帰れたりもして、
とても役にたっているんですよ!
(わたしはこれを、実績ノートと呼んでいます。)
今はもう、テイクアウトというものに慣れてなんの抵抗も感じないのですが…。
テイクアウトが主流になり始めた、
ちょうど一年前。
わたしはテイクアウトというものに違和感を感じてしまって、どうしてもそれを、ぬぐいきれなかったのです。
どうしてわたしがテイクアウトに
違和感を感じていたのか?
それは、
お料理を食べたときのお客様の反応が
わからないから。
つまり、お客様のお顔、
表情が分からないということに
とても戸惑っていました。
飲食店を経営しているわたしたちです。
美味しいものを作るというのは
大前提ではありますが、
やはりお客様の反応というのは
何よりも気になります。
「あ!美味しい!」
店内飲食では、ホールを歩いていると
そんな会話が聞こえてきて
それをオーナーに伝えることも
わたしの大切な仕事だと思っていました。
しかし、お品ものを渡してしまったら
その後会えなくなってしまうテイクアウトでは
どうしようもない…。
テイクアウトって、当たり前だけど、渡したら終わってしまうんだな。
そのことに気付いてから、
わたしの中でどうにも腑に落ちない気持ちが膨らんできました。
しかしですね!
こんなわたしのモヤモヤを、
ぶち壊してくれた方が、いらっしゃったのです!
それは、お客様!
うちのお店はメルマガ会員様ご贔屓の企画を主にしているのですが、その会員さまがわざわざ感想のメールを下るのです!
「美味しかったー!いつも楽しみ!」
「また、あれやって下さいー!」
「どこにも出掛けられないので、食べるしか楽しみがありません。いつもメルマガ企画が、
楽しみです!」
「家に年寄りがいるので、テイクアウトは本当に助かる。」
繰り返しになりますが、
お客様の反応がいちばん大切な事だと思っています。そんなわたしたちに、こんなお声を頂けるだなんて、本当に本当に、嬉しくて…。
テイクアウトになって、
品物を渡したら終わりだなんて
そんな事ないんだ!
おうちに帰って、ご家族で召し上がって、
「美味しいねー!」って
会話をされて、そしてこうやってメールをお店に送って下さる。
お客様の背景を感じることで、
お店とお客様との繋がりもまた、感じることができました。
まだまだまだまだ、
コロナ禍で飲食店には辛い日々が続くのでしょう。
(飲食店だけでは、ありませんね。)
しかし、
「美味しかったー!」の声を
あなたが届けてくださるのですから!
わたしたちは、喜びと生き甲斐を感じるのです。
そしてまた、あなたに喜んで頂きたい!
その目標に向かって走る楽しみも出来るのです!
本当に本当に、お客様に、助けられています。
ありがとうございます!
これからもますます、
美味しいお料理、お届けいたしますよ!
※お写真は、これまでのテイクアウト企画の一部。
生パスタ屋さんですが、
美味しいものなら和洋中!なんでも作りますよー!(*^^*)